雨水(うすい)の音に

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雨水の季節は静かに訪れる

肌をさした雪の結晶は

ゆっくり融けだし雨水となり

あらゆる自然を溶かす

ついでに疲れた、身や心も

暖かい雨水で癒してほしい

椅子の下で仄かに春を待っています。


(友人がくださった花で今の心を)







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枯れすすきの奏でるハーモニー


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いつも、通る道端に

ある時はゴーンとなる強風に

ある時は霙まじりの風

ある時は小春日の柔らかい風

あるがまま自然に身を任せて

奏でる枯れすすきのト音記号


ガーベラと奏でる今日の風も

とても、楽しそうな音です。

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蓑虫(みのむし)との楽しい語らい


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信楽焼の蓑虫の花入れ

北風にも負けず木に揺れる姿

このごろ余り見かけない風景

今の子供は知らないで過ぎていくのも

自然の営みかもしれません。

蓮ぎょうの花言葉の

「希望」と「楽しい語らい」

一輪の薮椿との「楽しい語らい」

希望を心の片隅に置き

はじまる今日の陽ざしに

少しずつ春を感じます。



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つつましい幸せ


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黄色のパンジーの花言葉

「つつましい幸せ」

私は テーブルの片隅が好き

私はさり気無く微笑むのが好き

来客の二人も

「少しずつ春の声が聞こえるわね」

私をそーと撫でてれました



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焙烙に曙椿


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今頃京のあちこちの神社では

素焼きの焙烙に厄除けを

墨で書き一年の無事を願う

人々で一杯で有りましょう。

春は曙の椿ではじまり

白い吐息もほんのり薄桃色に

染まっていくことでしょう。

皆様の厄除けもこの小さい

ほうらくに託したいと思います。




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柊とユーモラスな いわし


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室町時代より初午(うま)の日将軍家に

豆が進上され、豆まきがい行われ

焼いたいわしの頭に柊をさし

邪気の侵入を防ぐという

微笑ましい伝統行事に

ほっとします。


有り合わせの升の花入れに柊と

明日からの春の気配のスイトピーを

壁にユーモラスないわし達をかけ

少しでも我が家に福が

訪れるように祈りながら

生けさして頂きました。

皆様の家にも「鬼は外福は内」







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冬の間の太陽を求めて

オレンジ色のガーベラの三姉妹



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花言葉「がまん強さ」

もう少し北風に吹かれよう

椿の葉にもしっかりと支えてもらい

一月の最後の日を終える



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ウェルカムの花に・・


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曇り空に少し華やかなウエルカムの花

若い人たちの笑顔にスイトピーも色も

昂揚しながら濃い紫に

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料理に使った蛤にいろいろな野花を描いていただいて

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昔、平安時代、姫たちも遊んだあろう

デジタルな時間も束の間忘れて

貝合わせを楽しみました。






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つららと霜柱のおかし

        花入れ、つらら


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今朝は日本列島 氷点下に覆われ真白な雪化粧

大王松の松葉よりフリージャが春を待っています

(氷柱、(つらら) 垂水(たるひ) Icicle

水滴が凍り、棒状に垂れさがった物)

     
     霜柱のおかし     (宮城県大盛堂製)

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(地表面が0度以下の時、地中の水分が毛細血管により

地表に上昇しながら凍ったものが霜柱)



口に入れるとスーと融け、ほんの少しの甘さと

夢心地な余韻が残るだけです。

このお菓子を造られた方に敬意を表したいです。

日本人の感性は何処までも繊細ですね。



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