小菊の乱舞い



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自然の小菊は思いのまま枝を伸ばし

気ままに花を咲かせ踊ってる様です

紫の小菊は貴賓よい色合いで

備前の壺に乱舞いしてます。



「懐紙も小菊というそうです」

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里に秋更くる季(とき)

      
   古い壺に、あるがままに



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錦いろの落ち葉を踏みしめ

里の中に入ると

冬の陽に秋が更に濃く

過ぎていく、鳥の声も更にさらに

遠くまで調べが届く

秋は日本人の古里

日々色々な事件が起こる中

こんなに穏やかな日本の古里

改めて深く感謝したい




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「まごころ」をいただいて


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知り合いから、「まごころ」の色紙をいただいた。

シンプルな言葉 心の奥底にスーと沁み込んだ

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お庭に咲いていた透き通るようなピンクのバラ

「あなたを待っていたのよ」と

惜しげもなく数本私の手に

「まごころ」を生けさしていただいた。





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越前和紙の花嫁衣装

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越前和紙の花嫁衣装に思わずため息


越前和紙は日本書記(610)によりますと

越前の岡大川の上流に美しい女神が現れ

村人たちに紙すきを伝授したことにより

以後 越前和紙の産業となり、美濃和紙とか全国に

広がりました。


材料は 楮(こうぞ)

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雁皮(がんぴ)

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三また

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の繊維をたたき

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とろろ葵の根を加え
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冷たい、綺麗な水で一枚一枚漉き
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乾かして、出来上がる


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なんと、手間と時間と、何より

日本の伝統和紙受け継ぐ職人さん方の

優しい愛情が透き通るような和紙に注がれて

またひとつ、日本人の誇りを感じることができました。


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洗面所に飾られた三またの花に癒され

ふと、空を見上げますと
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秋時雨の和紙のような空が微笑んでいました







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欠けた須恵器に かくれ 寒菊


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花入れの 土のにおいに、日本の古里を

そっと、隠れた場所に

今年も 咲いた、寒菊

急に降りだした秋雨にも

反り返りながらも、尚

しぶきを糧として

もう少し、がんばってみよう



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立冬の青い実のフレンド


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肌寒い立冬の朝に

ほんの僅かな暖かい陽ざし

可愛いらしい青い実らを照らし

青いガラスの優しさにいだかれ

なお一層愛しい 青い実のフレンド

最後の黄葉も今は主役に、

やがて

明日の陽がさす頃には

何かのメッセージを残し

散っているでしょう。






この実を調べましたが

はてな?

申し訳ございません




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一枝の柿に奈良を思う


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以前、奈良を訪れた折

たわわの実った柿が、青空バックに

オレンジの色あいが暖かく

日本の原風景をみたような

ほっとした感覚を思い出しました

この一枝からも懐かしい息吹きがきこえそうです。

柿好きの正岡子規も・奈良の滞在中

御所柿を食べながら東大寺の鐘の音を聴き

「長き夜や  初夜の鐘撞く 東大寺」

と詠ったそうです。





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賑やかなオオモミジ


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秋の主役を演じていただく

オオモミジに敬服です

新芽、青葉からこんな深紅に

一年中で一番輝いている姿かしら?

「元気出しなさいよ」

今日も今朝から元気いただいて

「ありがとう」

下の落ち葉も余韻を残して

静かに輝いています。

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秋りんに輝く水玉に

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数日続いた秋の雨・・

秋りん煙る山の姿に

しばらく足をやすめ眺めた

なぜか、爽やかさがのこり

うっとりします

しばらくの後、草もみじに

水晶の首飾りような雨粒が

「透き通るようにきれい」

今朝から自然の移ろいに

癒されて今日もがんばろうと

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小春日和の雪椿に感動


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先日の小春日和に咲いた

初の雪椿の一枝に感動

柔らかい紅色にまだ乙女の恥じらいが残り

胸の奥に暖かい記憶が蘇ります

花入れは蓑虫のデザインです。

木にぶら下がった蓑虫が見かける季節になりましたね


花入れは、金沢の大樋焼きです。

大樋焼きは京都の楽家から

黒と赤の土を使うことを禁止されたため

独自の飴柚という釉薬を生み出しました。

江戸時代(1666)、前田綱吉の藩の時

長左衛門により誕生したすばらしい焼きものです。





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