貴船菊 一輪に思いを


s-001.jpg

心切ない侘びの季節に

一輪の貴船菊が凛として美しい

花言葉「薄れゆく愛」

白い清楚な花ビラより

心地よい情愛の余韻が

早朝の吹く風に漂ってきます


京都の貴船に野生化したので

なんとも素敵なネーミング


25467003008.jpg


秋の一日訪れてみたいものです。

続きを読む

輪島塗のお盆の上の鶏頭の花


s-007.jpg

鶏頭の茎の脇から

真っ赤な覚めるような

フワフワのドレスをまとい

小さな空き瓶に入り

輪島塗の盆の上で

花言葉「色あせない恋」の話でも

しているのでしょうか?



続きを読む

秋の山からほととぎす


s-005.jpg

秋の山道の木陰から

控えめに群れで咲いてる、

可憐なホトトギスの花

何か親友に会ったような

懐かしい花です。

花弁の斑点が鳥の杜鵑の胸の横縞に

似てるからの命名らしい


images.jpg




[鳴いて血を吐くホトトギス」正岡子規

喀血した自分を重ね

ホトトギスの漢字表記を「子規」を自分の俳号とし

ホトトギスの想いも色々ですね



朝夕の気温が少し冷ややかです

暖かい布団にしてくださいね。



続きを読む

宇治に咲く茶の花


s-003.jpg


友人が届けてくれた茶の花

私にとって花を頂くのが 一番 嬉しいプレゼント

早速 屋久杉の花入れに

白い冠がうつむき加減に咲く姿に

なんと可愛らしい幼子みたい


s-001.jpg

普段私たちが呑むお茶は「やぶきた」という

葉が七割だそうです。たった一本の木の

挿し木で増やされ遺伝子100%

まさにクローンの世界



一杯のお茶にこれ程の自然の力と

これに係る人たちの気持ちが籠っているとは

感謝して味わいたいものです


s-005.jpg


続きを読む

秋の午後の野菊と籠


s-001.jpg

少しずつ陽ざしも傾き

秋の午後の野菊の花が

憂いをおびて愛おしい

伊藤左千夫の「野菊の墓」を思い出す。

純愛小説で今の世では理解しがたいかもしれない。

主人公の民子は野菊のような人で

花言葉「無常の美」のように

儚く野菊が枯れるように死んでしまう。

今日は民子を偲びながら古い籠に生けてみました。





続きを読む

赴くままに 野鶏頭


s-003.jpg


薄桃色のノケイトウが

白い秋風を送ってくれる 風草と

心地よく部屋を優しくしてくれる

「おもむくままに」の花言葉そのものです



「吾宿に、韓藍蒔き生ほし、枯れぬれど

凝りずて またも、蒔かむとぞ 思ふ」

山部赤人

本来鶏頭は染色に使われて、韓藍と呼ばれたそうです。

続きを読む

浜菊に寄せられた、両陛下の想い


s-001.jpg

震災の町、大つち町の海岸を散歩されてた

両陛下は厳しい岩場に咲く「浜菊」の花を

愛でられ、被災地の人々へのメッセージと

されたそうです。花言葉「逆境に立ち向かう」



色々な逆境を抱える人の心の片隅に

真白い花びらより「大丈夫だよ」

励ましのようなオーラが漂った

花を生けるとは

自分を「この宇宙に生かさしてもらう」

その認識ではないかと

少し冷えた秋の早朝に、

洋種やまごぼうの力も借りて・・

心に爽やかな秋風が吹きました




続きを読む

世界自然遺産 屋久杉の花入れに


s-001.jpg


千年を超える杉を 屋久杉

若い屋久杉を「小杉」といい

世界自然遺産の花入れを

友人から頂いた。

とても細工のいい花入れで

何の野花を活けようかと

思案してましたら

今朝の散歩で出会った花

調べましたが、名が解りません

一期一会の花、まるで

山深い苔のある屋久杉に会いに

来てくれたような錯覚に



続きを読む

Cosmos に魅せられて


s-001.jpg

この季節にこすもすに出会うと

親友に会ったような

歓びを感じます

The joy’s that love and life can bring

英語の花言葉になるほどと想います。

続きを読む

コスモスの朝の目覚め


s-003.jpg

緩やかにゆれるアスパラの葉

爽やかに秋空に笑うコスモス

手桶の優しい懐に宿る

人も花も安らぎを求めて

彷徨い、行脚するのだろう



続きを読む