思わず踏みつぶれそうな・・茜スミレ
五センチほどの小さな籠に座れば、主役です、
紫華鬘(けまん)草、道端にあふれるほど、咲いています、
仏像の装飾品に似てるから・・
長さ五センチのガラス瓶に座れば、合掌したくなります・・
利休草、ムスカリ、花言葉、通じ合う心
これも小さな々ガラスの靴に、
花の芯の聖なる力が人を強くしてくれる
この花を見るのが、辛かった過去が
今は、嘘のように儚い春に酔いしれる
青空に映える桜のトンネルを歩く今年の春は
なんと、幸せなことでしょう・・・
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2018年 3月 の投稿一覧
法然院の落ち椿・・
茅葺門に迎えられる、ゆるり々の石段に
まだ露ひかる紅の落ち椿に 散り際の美しさを教えられ、
誰一人いない静寂の贅沢さ・・
何処からともなく耳に届く鶯に「おはようさん」
自分の吐く息使いに「生かされている」・・
今正に開こうとしている金魚椿に「今年も頑張りましたね」
白砂檀には、無言の桜の花弁・・
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水に浮かぶ花束・・
散りばめられた星屑が春の夜に輝き
少々肌寒いほどの風が、心地良い
はらんの船に春爛漫の洋花たちが座り
池の水辺にそ~~~~と、浮かべ、
しだれ櫻を求めながら、ゆらゆらと
色々な思いも水に流しながら、
きょうの花の出会いに感謝し
当たり前でない明日という日に思いを込めて
「夜は冷えます、暖かくして、お休みくださいね」
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松花堂庭園、咲き誇る椿
京都より洛南にあります、庭園内の茶室、松花堂、
江戸時代初期、華やかな寛永文化の中心的人物、
松花堂昭乗は名僧であり、書画、茶の湯、和歌に優れており、
ご存知様に、松花堂弁当のルーツの方です。
彼が、農家の種入れを、小物入れにしていました。
日本料理の吉兆の創設者湯木氏が、八幡の松花堂から持ち帰った四つ切の箱をヒントに
懐石弁当考案し、世に広まったものです。
美しい珍しい、椿が今盛りに咲き誇っています、時間がゆっくり流れ、
八幡は、エジソンの竹でも、有名処、庭園内にはいろいろな竹があり
是非、あしを伸ばしてくださいね、
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浮き立つ春の訪れ・・
雨傘に落ちる雨の音も、何故か心浮き立つ
厳しい冬を通り抜けた、芽吹く草花の姿がほんまに愛おしい
陽に仰ぐ葉の姿がこちらの背も押してくれる
今日は、華やかなアレンジで、春を楽しみたい
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出迎えの椿・・
ゆっくり、しっとり、春の雨が藪椿を濡らし
紅と白と濃いピンクがお喋りしながら、
玄関に誰ともなしにお出迎へ
道行く人も、振り返り、ほっこりと・・
「又いらしてください」・・
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故郷からの春の便り・・
贈り物の包み、「あー今年も、届いた春の香り」
まだ、土の香りが残り、故郷の自然の風景が浮かぶ、
のげしや、ハコベラの来客も嬉しい
これだけの土筆の袴とりは大変、手も真っ黒になるだろうに・・
友の深い思いやりに、いつも心が和む「ありがとう」
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弥生の雨・・
スカーフに零れ落ちた花々・・
弥生、望月の夜、兄は黄泉へ旅に
厳しい生き方は死をも潔い
激しい春の雨は、読経の伴奏となり、
法雨となり、葉に映る美しい清らかな露となり、
この世のゴールは終わったようです・・
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三寒四温のありがたや・・
一朝一夕、日の出、日の入りも遅くなり
寒い日に交じる、暖かい日の有難さ、
背を丸める日々も少ない兆しに
三寒四温の言葉が嬉しい季節
花やの片隅に残っていたチューリップ三輪
地面にはいつくばって、のげしの葉が元気いっぱい
黄色の色彩が春への誘い
友人から頂いた春慶塗りの花入れに・・「ありがとうございます」
法然院の梅の花弁が・・・
「くよくよしないで、春に向かって歩きましょう」との鼻歌が聞こえてきます・・
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