江戸時代の初め剣客宮本武蔵が
吉岡一門と決闘を行った松
(現在四代目の松)
武蔵が決闘をにむかう途中
八大神社で神頼みをすることを思い立ったが
神仏に頼る自分の弱さに気ずき止めたという
逸話がある。
何物にも頼らない武蔵の心の強さが
剣の強さなのか?
寒さに耐える松を改めてながめ
弱いから色々悩むのか?
強いから悩まないのか?
永遠に緑の松はやはり強い
葉に触れると柔らかい感触に
少し勇気をいただいた、冬の午後。
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2015年 11月 の投稿一覧
京都 人形寺 宝鏡寺のもみじ
宝鏡寺は、皇女が歴代となり
百々御所とよばれ境内には椿、
光格天皇ゆかりの伊勢撫子など咲いています
又人形塚があり
毎年十月十四日人形供養祭がおこなわれます。
人形には魂が込められています
数年前に、供養していただいた事があります
境内のイロハもみじの大木が
人形のように柔らかい微笑みを
行きかう人に投げかけているようで
「人形よ 魂がつくりしか
誰に愛されしか 知らねども
愛された事実こそ
汝が成仏の誠なれ」 実篤
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恥じらいの薮椿
西洋人に人気の薮椿
恥じらいながらも
緑の葉かこまれた紅色が
あざやかに浮き出ています
山道を歩いている折
落ちた薮椿一輪の美しさに
日本人の魂を感じます
これから楽しめますね
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もみじ時雨に
もみじ時雨が滴り
一枚一枚重なった葉に
妖艶な美しさのあまり
立ちどまり魅せられる
染まりかけの緑の葉も
白磁の壺に寄り添うように
精いっぱいの輝きをみせ
心をしっとり、落ち着かせてくれる
「もみじ時雨」
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末枯(うらがれ)の姿に
肌をさす風を受けすすきの穂も(一番上の)
次第に紫がかり (ちゅうかん)
やがてらせん状の姿に (一番下)
葉の先より枯れ色を帯びはじめ
人の手では出せえないカーブに
私はいつもそれを楽しませてもらう
人も枯れ始める頃に
こんな表情が出せる人・・・
下の方でこれからのサザンカの蕾が
静かに待っています
お出かけは暖かくしてくださいね
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[ 曙 つばきとブルーベリーのコントラスト
久しぶりのつららの花入れに
真白いあけぼの椿と
ブルーベリーのややくすんだ赤葉との
コントラストがこの季節に美しい
スズランに似た花が青い実になり
目に優しいアントシアニンも豊富で
花も実も葉も楽しめる有りがたい植物
来年も又咲いてくれますように
花言葉「感謝」そのままの気持ちで
生けさして頂きました。
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小菊の乱舞い
自然の小菊は思いのまま枝を伸ばし
気ままに花を咲かせ踊ってる様です
紫の小菊は貴賓よい色合いで
備前の壺に乱舞いしてます。
「懐紙も小菊というそうです」
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里に秋更くる季(とき)
古い壺に、あるがままに
錦いろの落ち葉を踏みしめ
里の中に入ると
冬の陽に秋が更に濃く
過ぎていく、鳥の声も更にさらに
遠くまで調べが届く
秋は日本人の古里
日々色々な事件が起こる中
こんなに穏やかな日本の古里
改めて深く感謝したい
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「まごころ」をいただいて
知り合いから、「まごころ」の色紙をいただいた。
シンプルな言葉 心の奥底にスーと沁み込んだ
お庭に咲いていた透き通るようなピンクのバラ
「あなたを待っていたのよ」と
惜しげもなく数本私の手に
「まごころ」を生けさしていただいた。
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越前和紙の花嫁衣装
越前和紙の花嫁衣装に思わずため息
越前和紙は日本書記(610)によりますと
越前の岡大川の上流に美しい女神が現れ
村人たちに紙すきを伝授したことにより
以後 越前和紙の産業となり、美濃和紙とか全国に
広がりました。
材料は 楮(こうぞ)
雁皮(がんぴ)
三また
の繊維をたたき
とろろ葵の根を加え
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冷たい、綺麗な水で一枚一枚漉き
乾かして、出来上がる
なんと、手間と時間と、何より
日本の伝統和紙受け継ぐ職人さん方の
優しい愛情が透き通るような和紙に注がれて
またひとつ、日本人の誇りを感じることができました。
洗面所に飾られた三またの花に癒され
ふと、空を見上げますと
秋時雨の和紙のような空が微笑んでいました
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