東雲(しののめ)の空にうっとり


東雲の空



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自然が織りなす 美しい彩色は

  どんな画家でも生み出せないでしょう

     今日の始まりの祝福の色です

        
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 可愛い金平糖の花にも
       
     東雲のいろが染まったようです。

     入れ物は染付の水滴で、小さな小さな穴より

         硯にチョロチョロと水を注ぎ

           ゆっくり、ゆっくり 墨をすりますが・・

       ( 現実には なかなか余裕がないですが。)


      

      

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秋の夜長に鉄瓶でお茶を

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秋海どうの花


シュウカイドウは別名 瓔珞草(ようらくそう)といいます。

    光沢の美しい花びらが仏の首飾りのようなので、そう呼ばれる所以です。

       又、葉が一方だけ大きいので、花言葉は「片思い」

  「秋海棠 西瓜の色に 咲きにけり」 芭蕉の句


鉄瓶は、近年外国でも人気があるそうです。

  鉄瓶でお湯を沸かすと、水道のカルキが抜け、

     鉄の二価が溶けだし柔らかいミネラルになり

        美味しいお茶が飲めます。

  秋の夜長の読書に一服いかがですか?

   

        

      
   

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秋野に寒露の訪れ

  

唐物の牡丹籠に


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秋野に咲く花たちにも

   寒露の訪れを静かに受け入れ

     風の流れにそって落ちる露に

        心を残しつつもう少し

            華やいでいたいと

               語りあっている今宵です。


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芒 犬蓼 八重の秋明菊  水引草 藤袴  浜菊


今夜は少し冷えが感じられます。暖かくしてください。

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武蔵野に想像以上の野分


琳派の武蔵野


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何処までも続く武蔵野に

   今宵は自然の脅威を

     音とともに見せつけています。

       無事日本列島をスルーしてくれますように




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蓑虫と菊芋の花

  

信楽焼の蓑虫(みのむし)の花入れ



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 生まれたばかりの蓑虫の幼虫は、

   外に出て糸を伸ばし風に揺られ

     新しい枝や葉をかじり糸をつずり合わせ

       小さな蓑をつくり、夜 出歩く時も

        蓑をぶら下げたまま、カキ、ミカン、チャを食べるそうです。

           虫の自立には 畏敬の念を感じます。

    今は希少野生生物の絶滅危惧に指定されてるそうです。

       秋風に乗って揺れている蓑虫を想像して
        
 
     きくいものイエローが夏の思い出を

        輝かせてくれそうです。

   今日の空は爽やかな風の  キャンバスです。

       
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台風予報を耳にして

   、芋嵐が吹かないことを祈って
    
  



         

           

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こぼれ萩に哀愁を


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山上憶良の 「秋の野に咲きたる花を  
   
     指折り数ふれば 七草の花   萩の花 尾花 葛花

          撫子の花 女郎花 藤袴 朝顔(桔梗)の花」

 
  萩は平安の貴婦人のような雰囲気をもち。

        心はこの流線のようにタオヤカです。
     
              秋の七草では最初に数えますが、

                 今日で最後の花となり

                     無事、秋の七草は終えました。

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   こぼれ萩に哀愁をおぼえ

      こぼれても なお、愛おしい華です。

        
    




     

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大徳寺 孤蓬庵にて


臨済宗  小堀遠州の開基のお寺


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近江八景のお庭



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小堀遠州は近江長浜の出身、

    美しい琵琶湖の近江八景と

       遠近法デザインのお庭は

         目にもこころにも

           優しい日本画を、鑑賞してるようです

             さすがの綺麗さびの、遠州さまです。

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憧れの この景色を 

  畳の上に坐して眺められ、
   
     遠州のデザインとおしゃれ感覚に

        感動しました。

          この寄せ灯篭は

            中国、韓国、インドの石を寄せたもの。

             心憎いですね。

                障子に映る夕日と

                   その下より流れ込む

                     古の風を目の奥に想像しながら

                            
                          門を後にしました。

           ( まだ まだ並んでいらっしゃる人たち)



     


            



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辰砂(しんしゃ)の花入れに、プチロータスジョイの花

美しい透明感のある紫色の花入れ・・


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辰砂とは この鉱物が中国の辰州に多く産出したことから名ずけられました。

日本では弥生時代に産出され、古墳の内壁などに使われていました。

押印の朱肉にも使われました。

  陶芸で辰砂というのは、

     基礎釉に銅を添加し、還元焼成で朱紅色に発色するため

         このような美しい色になります。

            同系色のこのふわふわな花が

                似あいそうな気がしました。

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菊の被綿(きせわた)とまがき

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       平安時代の慣習では、

         前の夜に菊の花びらに、真綿を着せます。

             朝に露のしみ込んだ真綿で、体を清めると

                 長寿を保つといわれたそうです。

                     (今の時代には必要ないですかね?)


            

まがきに菊の茶碗


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まがき とは、竹や柴などで荒く編んだ垣根。又は

  遊郭で遊女の入り口の土間と

      店の上がり口の間の格子戸。( 大辞林)より

        垣根に絡まった白い小菊に ほっとします。

           台風も無事去ってくれました事にもほっとして。





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