夕闇のステージよりきこえる虫の生演奏に野花もうっとり・・・



虫籠に




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 夕闇のステージより始まる、虫の生演奏に
   
  ゆっくりと、心安らぐこの時を「 ありがたい」と思います。

      忙しい時代はこんな余裕もなかった。

        小林一茶  「こおろぎの ころころひとの わらいかな」


ふだん見向きもされないですが。雄日芝(オヒシバ)の葉。

アップのは、「へくそかずら」といやな名前で呼ばれていますが、

素敵な名前がありますよ。サオトメ花、又は、やいと花

小さな花弁をひっくり返して皮膚にのせると

お灸のヤイトに似てるからだそうです。

私も月に一度お世話になっており、より親しみが増しました。

一番上の花は、河原ナデシコですが、(写真の腕がまだまだですみません)

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三輪咲いています。

器は葡萄柄の清水焼です。



        

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出西ブルーの器に惚れました。一輪のバラ


出西(しゅっせい)ブルーの器


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知人から頂き、手にしたときから

{遠い懐かしい人}に会ったような感覚を覚え

ほれぼれし、日々愛用してます。


島根県の出生窯は、1947年、柳宗悦の「民芸運動」に共鳴し、

バーナードリーチ、河井寛次朗らの指導を受けこの地方

独自の藍色を追求された窯です。

今日は一輪のバラにお座りいただきました。

今の空のように晴れやかな気持ちにさせてくれます。

ありがとうございました。





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降り続く雨の後に咲く 白い花 レインリリーと薄紫のプチロータスジョイに



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緑の 素馨に   白い花 レインリリー(珠すだれ) 

雨の後一斉に咲きますので、この名前だそうです。

花言葉は「期待」 降り続く雨の後の虹を期待したいですが・・


薄紫の綿毛のような気持ち良さそうな花は、プチロータスジョイ

初秋の切ない喜びを伝えてるようです。

どうか災害のなきように祈ります。





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地蔵盆信仰・・・無形文化遺産の選定に向け審査中・・・?


生憎の雨ですが、あちらこちらの町内において

御地蔵さまの周りは色々な御供え物

子供たちの名前を記した赤い提灯がぶら下がり

御坊さんの読経が聞こえ、

賑やかな地蔵盆が行われていることでしょう。

江戸初期からの記録があるそうです。

子供たちの、健やかな成長を願うばかりです。

しかし、

町内のお役の方々のご苦労や、協力が有ればこその伝統行事です。

本当に、お疲れ様です。





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まだ青いこどもの鬼灯です。





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報われない努力?薮茗荷さんとメドーセージさん


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薮茗荷は葉が茗荷に似ているので、この名の由来い

しかし、ショウガ科ではなく、ツユクサ科なのが面白いです。

楚々とした鈍い白の花と実をつけ

日蔭の咲いても地味な存在感があり

好きな花のひとつです。

花ことばが「報われない努力」

何事も無心にということでしょうか?


深い濃い青と黒い額のメドーセージが

力強さをそえてくれます。

この花は友人の素敵な庭の花です。

快く、くださる人の優しい心も

花とともに、活けさせていただいてます。

本当にありがとうございます。

ガラスの花器さんもお疲れさまでした。

来年もお会い出来ればいいのですが・・・

自然も含め色々ありましたこの夏に

も一つの花ことば「苦しみを和らげる」に

ほっとします。

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小さな籠の花入れごと残暑のお見舞いに・・・


朝露のきんとん

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日々、台風の被害の報道に心痛みますね。

魔力のごとく 家や木を倒し、

あっという間に、昨日の日常がない



「平常心是道」・・びょうじょうしんぜどう・・

何もなかったごとく過ぎていく 

普通の積み重ねの大切さを、教えてくれてるのでしょう


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赤まんま、幼き頃、おままごとで御世話になった草花、

ペチュニアの小さい花、鉢植えよりの花ですが

御世話になった方に、このまま残暑のお見舞いに・・・








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一足はやく、里山からやってきた山栗さん・・・


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背中に、汗をかきつつ

里山から降りてきました。

未だ青二才ですが

暑さで疲れてらっしゃる身と心を

少しでも、元気にしたくて


花入れは、四国の砥部焼です。

絵柄は、今見られる田の稲穂

黄金色の風がなびく季節に少しずつ

感動が待ってます。

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まだまだ暑さ残っております。緑の素馨(そけい)とピンクのたぬきさんで・・・・



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暑さ残る中、今は甲子園の野球児たちが

一生懸命、青春の汗を流しております。

彼らの流れるような汗は、夏の季語のように美しいです。


今日の緑の枝は、素馨という名で、

遠い昔、

中国の十国の時代に素馨(そけい)という侍女が

葬られた地よりこの木が生えたらしいです。

素は白色と、馨はよい香りという意味です。

彼女の美しいすがたを想像してください。

狸の剃刀・・ピンクの花とはミスマッチなネーミングです。

どこからか、化けてきそうです。

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