ティータイム

お盆の日に、まごころを供える。 Offer up your true heart


003.jpg

友人の母上が作られた・

こうべを垂れたようなキュウリの姿に

思わず、合掌したくなりました。

今も降りつつある雨の恵みと、

数々の先祖の霊に守られ

お盆の日を静かに過ごさせていただく事に

蓮の花弁と実にも

再度 合掌させていただきます。



004.jpg


葉は隠れ蓑(みの)で、天狗の三種の持ち物の一つだそうです。

合羽のようなものに使われたとか、又、別名天狗うちわとも

楽しい葉ですね。突然、ぱっと、天狗が出てきそうです。





続きを読む

六道珍皇寺(ろくどうちんこうじ)さんに、お精霊さん迎えの鐘をうちに


003.jpg

001.jpg

京では「六道」さんという名で親しまれている、六道珍皇寺というお寺が、

建仁寺の近くにあります。お盆になると、先祖の霊を迎えにこの寺に

鐘をうちに行きます。お水婆に各家々のを書いていただき、槙の葉に水をつけて清め、

それを持ちながら、鐘を静かに打ちます。その音を聞き、こちらの世界に

お帰りになります。色々な果物や、精進料理をお供えをします。

しばらくに間、京の町は、様々な霊の方たちで賑やかです。


河原ナデシコ、白小昼顔、矢はず芒の葉

003.jpg





続きを読む

野分(のわけ)去りし、仄かに聞こえし虫の声


001.jpg


昨日のスサマシイ雨風はなんだったんでしょう?

根こそぎ木を倒し、、

自然の恐ろしさを見せつけ

今日は何もなかったかのように、

しっとり濡れた草の群れだけが

野分の痕跡を残している

仄かに聞こえし、虫の音に

夕涼みの幸せを感じながら

007.jpg





続きを読む

台風の中、貧乏かずらと呼ばれても、必死に咲いています。ひまわりさんと


011.jpg

ベトナムの花瓶にひまわりと、薮枯らし、

ヒマワリはロシアの国花で、京都府 向日市の花でも有ります。

夏の女王様の風格は、元気を与えてくれます。

バイオデイーゼルの研究も進められ、これから頼り甲斐のある植物です。


傍らの質素な葉は、別名、貧乏かずらと可哀そうなニックネームを持っています。

皆さんの住んでおられる周りにも、地面を追うように生え、

確かに、マイナスのイメージが漂ってきます。

でも、よくよく観察しますと、今とてもかわいい緑と黒の実をつけています。

又、先に生えている新芽の葉は、食べられるそうです。

虫の刺されの折には、生葉をすり潰し、傷口につけると効くそうですよ。

その上、生薬としては、利尿作用があり、

あなたは、厄介ものではありませんよ。

001.jpg

ルリマツリと今朝ほど咲いた二りんの桔梗とで

素敵なボウシリースになりました。


003.jpg

新芽のてんぷらの美味しいこと、

私たちは、自然のおかげで、生かされている身

ふっと、あなたから教えていただいた、午後でした。






続きを読む

アンと花子の想像の翼を広げて、籠を手に草原に・・・・



002.jpg

ごきげんよう。

アンになったつもりで、

緑の風を思いっきり、

髪の一本、いっぽんにまで、

なびかせ、ハミングし

つまずきながら、駆けました。


胸がハアーハーするのは、やはり

想像の翼を広げすぎました。

日のかおりする草の上で一休み、

ラベンダー色の籠の中のヒペリカムたちと

ゆっくりテイータイムをどうぞ



006.jpg


続きを読む

残暑のお見舞い申しあげます。道端のモジズリ草から聞こえました。



002.jpg



ほんの僅かな揺らぎの秋風の中

エノコロ草、モジズリ草、姫ジオン、

誰にでも 時折訪れる、寂しい心深い場所に

咲いていてくれました。

いつも、優しいピアニシモの囁きと、

静かに動く流線に、

何度なぐさめられたであろう、

今日もありがとう、





モジズリ草について



信夫群(しのぶぐん)は現在の福島県福島市の事で、

昔「信夫もじずり」と言う染の絹織物があったそうです。

もじずり石に モジズリ草をたたいて布を染めたそうです。

江戸時代まで栄えていたそうですが、

今では田の中に此の石だけが残っているそうです。

芭蕉もここを訪れ

一面に桃色のモジズリ草の美しい中で詠まれたであろう

俳句があります。

 「草苗 とるてもとや 信夫摺り」







続きを読む

あお葡萄、釣瓶とられてもらい水・・・  ココナツの水とクッキー


003.jpg

有名な句の「あさがおに、釣瓶とられて・・」を

「あお葡萄に」変装させていただき、

不揃いの粒の姿に、親しみを感じ

やや大ぶりの葉が、秋風月(八月)の雫を、

少しだけ、釣瓶の中に落としてくれました。



005.jpg

メキシコのココナツの水というものをいただき

生まれて初めての、摩訶不思議の甘さの水。

ココナツのクッキーまで添えていただいて

祇園京煎堂さんの「京ここ」です。

熱い今日の一日凌げたことに

ありがとうございます。







続きを読む

イロハもみじから 緑の涼しさを、目とソーメンに


002.jpg

真っ青な空には、入道雲が王様のようにうごめき。

夏を制覇したように、形をかえている。


少しでも涼を求めて

イロハもみじを、浮かべ

箸置きには、可憐な日々草を



004.jpg


貴婦人の、バラさんも

 美しい枝ぶりに、緑陰(りょくいん)を、少しでも

感じてくれたでしょうか?


植物学では、カエデ科のカエデ属で、もみじ科ではないそうです。

カナダの国旗はサトウカエデといい名で

因みに、広島の県花はもみじで、もちろん紅葉まんじゅうが有名ですね。

伊藤博文の発案だそうですが、フフと笑みがこぼれそうです。

あのお髭から・・・・

続きを読む

凄い大雨の中、野花だけは楚々として


006.jpg

白い花はなんの花だと思われますか?

レースフラワーにも似てますが

ヒントお野菜です。

栄養価の高いニンジンです。

確かにニンジンさんの葉です。

紫詰め草と黄色のが、河原柴胡何か難しい名前です。

葉は芒で野花たちをまとめてくれました。

008.jpg 

何のスープでしょうか?

残り物の昆布だしと熟れすぎたトマトとあわせたら

こんなに美しい色となり、なかなかいいお味になりました。

人も残りの人生いい味になりたいものです。

010.jpg

残りの花で、手をつないだガラスの壁飾りが仲間入り

緑の実はヤブカラシです。

やはり、残り物に福です。









続きを読む