今朝ほど咲いてくれた、松本センノウが、「おはようございます」とやや、
桃色に頬を染め、あいさつしてます。花入れは鮎籠で、この工芸士の手仕事に日本人としてほれぼれします。
わずか、二㎝位の幅の花入れで本当に鮎が泳いでいるようですね、
お菓子は、近江八幡の、万五楼というお店の「信長の軍パイ」。信長は1575年、安土に世界で初めての
木造高層建築、安土城を建て、この度、1992年にスペイン万国博覧会における原寸大復元の「天主閣、」が安土の信長の館で展示されました。田舎の風景を横に電車に揺られ、見に行ってきました。安土城後の山を見たときは、彼は、高い処、天に近く、、美しい琵琶湖を望みながら、己の夢を描いていたのでしょうね。この建物を見て、いかに、信長が唐の国を愛し、ヨロッパに憧れ、精神的、文学的、芸術的、軍事的に優れていたか解りました。、現在、NHM 放映中の、官兵衛のドラマの安土城と重ね、三年後に焼失される事実を知らずして演ずる信長に 男の悲哀とロマンを感じます。 このお菓子が言い伝えているのでしょうか?
御茶は、ぬるめの煎茶で、二煎目の熱いのが丁度美味しいかと、
今日も穏やかな日が過ごせますように、願いながら、
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ティータイム
ベル鉄線とピーチゼリー
窓より夕暮れ時の陽のひかりに寄り添い、優しい風が、入ってきます。
格子に絡まったベル鉄線が「ごきげんいかが?」とまるで私に語りかけるように
覗いてくれました。やっと、本当に、やっと咲いてくれました。
初咲きを、そっと優しく。花ことばは、「精神的な愛」
じっと厳しさを乗り越え、、ひたむきに、下の方を見ながら、
しかし、情熱的な愛を赤紫の色彩で、装っています。
入れ物は、書道の、ガラス製の筆立てで、小さめの花を「どうそ」と
冷蔵庫に桃がありました。、寒天でゼリー風に、シニアですので、
いつも甘さは控えめに。
薄めの抹茶をアイスウオーターで、今日の暑さにはちょうど、ぴったりです。
何事もない今日に感謝しながら、いただきます。
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ラベンダーと金沢のおかし
早朝より朝日があらゆる生き物、植物に今日のエネルギーを与えてくれてます。
爽やかな ラベンダーが薄紫の籠にお出ましです。「おはよう」と。
聖母マリヤがイエスの産着をラベンダーの香水で洗ったと伝説により、
古代ローマ、ギリシャでは入浴の時、バスタブが紫色になるまで、ラベンダーを浮かせたそうです。
それにあやかり、少しの束を浮かせてその気分になってみるのもいいですね。
おかしは、昨日金沢のお土産にいただきましたものです。
金沢もお菓子何処。、板屋さん製で、、お菓子のご名は「香林」香林坊から。
前田藩の御殿様の風格も漂ってきそうですね。
今日はキュウイも添えて、「カステラ類をいただくときはフルーツを一緒に」と
亡くなった伯母の言葉が浮かびましたので。
バイオのダージリンの紅茶の御茶でいただきたいと思います。
お茶の色は普通の紅茶より薄く、上品で、、無農薬のかげんでしょうか?
今日は時計草の花模様のカップが待っていてくれてます。
ありがとうございます。
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姫しゃがとルイボステイー
早や五月雨の訪れでしょうか?
その恵みが、庭の木々の葉一枚いちまいの葉脈すみずみまで浸透しています。
眺めているこちらの心まで洗われます。まさに「洗心」。
この時期は蚕の餌である桑の葉を摘む頃だそうです。
鎌倉時代、遣唐使の僧侶の「栄西}が茶の種とともに桑の実も持ち帰り、
今に至り、素晴らしい絹織物をこの世にもたらしてくれました。
今日の花は、射がですが、姫しゃがで、ほんとうに、かがまないと、
見えないような可憐な、花です。こんな可愛い花どんなところに
咲いているのでしょうね。
器は、ドイツのキャンドル立てです。50年ほど前では、きっとどこか
の家庭で、テーブルにおかれ、家族の心を、慰めていたのでしょうね。
御菓子は、いただきもので、クリの甘い味です。くださった人に感謝です。
御茶は、ルイボステイーで何か、ほっとする味です。少し、辛い時も
心を潤してくれます。
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つつじと新ショウガ
皐月の空から、ふわふわと舞い降りたスカーフのように
美しいピンク色したつつじです。
なんの苦労も知らない、乙女のようです。そのはずです。
餅つつじといって、花や葉から餅みたいな粘着性の液を出し悪い虫を捕えてくれるそうです。
自然の役割ってすごいですね。
ガラスの器がその美しさを透明なみずとともに調和していくれてます。
今野菜のコーナーには新ショウガが誇らしげに、「やっと私の季節よ」と
時間はかかりますが、一応御菓子に変身しました。以外に美味しいですよ。
飲み物は熱湯玉露で静かに味わいたいと、思います。
今日は友人の御主人さまが仏様になられたことを耳にし、
こうして、自然の恵みをいただけること本当に感謝し、
冥福を祈りたいと思います。
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フタバアオイときんとん和菓子
今日は加茂街道を平安時代さながらの雅な行列がみられる葵祭りの日です。
540年欽明天皇の時、凶作、飢餓、疫病が流行したので、天皇が勅使を御所(禁裏)から遣わし、
祝詞とお供えを届ける御祭だそうです。
807年から飾り花として、フタバアオイがつかわれたそうです、
しかし、近年環境の変化や、シカ等の被害で減少しているそうで残念です。
微力ながら、育てたのを今日は心して鉢から移動してもらいました。
可愛いハートの姿でほのかに気品を感じさせてくれます。
器は書道で使う江戸時代の水滴が思いのほか似あって嬉しいです。
和菓子はきんとんで、エンドウ豆の実で葵の雰囲気をだし、
赤紫は双葉葵の小さな花のつもりです。甘さおさえ、えんどう豆の香りがほのかに。
お薄茶碗は徳川家 葵紋 にお出ましいただきました。
しばし、タイムスリップさせていただきます。
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白い皐月梅とエクスプレッソ
今日は体が少し汗ばみ、水分が欲しくなります気温ですね。
白いさつき梅がすーと爽やかな風を運んでくれます。花弁が四枚ですが、
付属の子供たちの小さな花弁もいます。可憐ですがはなやかですね。
花入れは実は銅製で、籠のように作られとて、作者の童心が感じられます。
後ろの茎は多分花らっきよだと思います。
飲み物は、エクスプレッソとお菓子はチョコレートと大人の雰囲気でいきます。
カップの模様は草むらに可愛いてんとうむしが遊んでいます。
遠いとーおい、ハンブルグから飛んできました。
チョコレートはいただきものです。ありがたいです。どんな味がするのでしょう。
楽しみです。
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ひなげしとジャスミンテイー
「アグネスチャンさんのひなげしの花」をハミングしながら、
花弁が風に持っていかれないように、そっと優しくやさしく、
エメラルド色のガラスの花瓶に、
まるで恋人を待ってたように、
すーと吸い込まれるように、ガラス瓶がらも波の音が聞こえる
ひなげしも風の波にのり、ゆらゆら詠ってます。
フランスではコクリコと呼ばれ、麦畑に咲く睡眠作用のある薬になるそうです。
与謝野晶子がフランスを旅行して「ああ 皐月フランスの野は火の色す、
君もこくりこ われもコクリコ」と
お菓子は石垣をデザインした軽いケーキです。いしがきもこんなにユニークに
おしゃれになるのって夢があっていいですね。
お 茶は ジャスミンテイーにし、いい香りがほのかに漂ってきます。
このひと時 ありがとうございます。天国の人にもどうぞ
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蔓桔梗と煎茶
今の季節あちこちに蔓桔梗が咲き乱れています。
、濃い紫、薄紫と美しいグラデーションが友禅染めみたいです。
小川のせせらぎの流線を表現したいと、
小さな素朴な籠に、小物を入れていたかごです。
今日は子供向きのあられで、シニアにも硬くなくふんわりです。
お茶は暖かい煎茶です。そういえば、今日あたり八十八夜でしょうか?
立春から数えて、八十八日目。
昔は手で摘み取り、大変な工程を経てこのような美味しい茶葉になり、
有りがたいですね。
もちろん、現在でも手摘みが行われていて、いつか経験したいと思っています。
「夏も近ずく八十八夜 野にもや~まにも」いただきます。
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カーブしたススキと和菓子とタンポポ茶
五月は人にやさしい季節ですね。
普通に吸ってる空気も優しく肺の中に浸透していくのが感じられます。
昨日の夕方買い物の帰り土手のほとりを歩いてました。
枯れた芒の穂がまるでダンスをしているみたいに、美しいカーブをみせているではありませんか?
自然の風が作り出した芸術と思いました。
二、三本頂戴して、友人からいただいた中国の民芸品に。
お茶はタンポポ茶です。
和菓子は仏様のおさがりを頂戴しました。
今日は昔の幼馴染のともに会って土手の上で楽しくお喋りしているようなきがします。
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