ティータイム

赤紫のあじさいと薄紫のあじさい

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友より一輪の紫陽花をいただき、その色に元気を頂き、二重のよろこびです。
つららという形のガラスの花入れにもすんなり入ってくれて、
とても素直な花ですね。この季節主人公のような顔してます。
もともとは、「あずさあい」あずは、「集まる。」さは、「真。」あいは「藍」で、
真の藍色の花が集まった花という意味だそうです。
土壌の関係でアルカリは赤。酸性は青というそうですから。
友の庭も元気なアルカリさんのようですね。

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和菓子はやや薄紫で、静かな感じに、甘さもひかえめに。
抹茶ちゃわんには星が綺麗に流れています。
今宵も星は見られそうもないので、どうぞ。

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よし(葦)の葉とLindt(リンツチョコレート)

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今日は、水無月(みなずき)らしい空模様で、草木たちの喉を潤してくれてます・
心は少し華やかに、トルコ桔梗と葦の葉の歓びのダンスです。

古代メソポタミアのシュメール人は、この葦(よし)の枯れ草の堆積層からなる低湿地で、
生活していたそうで、シュメールとはこの葦の草のことだそうです。
パスカルも「人間は考えるあし(葦)である」と有名な言葉を残されてます。

和名では、よし(葦)とよばれ、、あし(悪し)に通じますので逆の意味の(良し)と言い換えれたそうで、
日本人らしい感性のイントネーションにうっとりです。
又、夏になれば葦の茎で作られたすだれが、日本の家屋に風情をかもし出してくれます。

欧州のチョコのいただきものと、アッサムテイで自然の産物に感謝して。



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昼顔とワイン

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今日は曇り空ですが、ひるがおのうすいピンクが少し元気にしてくれそうです。
上から釣ってある器具は、お分かりでしょうか?
昔、魚屋さんや、八百屋さんで品物を量られるときに横にして使われた、秤はかり)の道具です。
昼顔の花とのコラボで昭和も身近になりました。

「聖母マリアのワイングラス」の話、
昔一人の男がワインを積んで荷車を押していましたら、ぬかるみにはまり、困っていました。
聖母マリアがとうりかかり、「ワインをくださったら、お助けします。」と
男が「グラスがない」と。するとマリアは道の端に咲いていた昼顔の花を摘み、さしだして。
「どうぞワインを」。男はおかげでぬかるみから無事、荷車がでたそうです。

今日はワインと干しブドウにして。
聖母マリアにささげるつもりで。


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待ち宵草と引き出しのお干菓子

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こんばんわ、今宵はお月さまがお出ましではないようですね。
待ち宵草がちいさな仲間とそぞろ歩き
誰かを待っているように、夜空を見上げながら、
それ故、この名がつけられたのでしょうか?
儚い命ですが、黄色がなお一層輝いてます。

お菓子はこの花のために、ひっそり引き出しに。
お待たせしました。そろそろ、どうぞ。


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儚い露草と中国茶

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爽やかな、水彩画のような緑の風とも言いましょうか?
山の峠から早乙女の風景に霧のように吹き流してます。
人の難しい頭脳のしんけいまでもしっとりしてくれます。

露草の美しい白と紫のコントラスト
早朝に目覚め、その日の陽とともに儚く消える。
しかし、花弁は友禅染の染料として、命を燃やし、
世の女性たちの身にまとわれ、再び輝ける華。

この籠の形と、日本人の手仕事のすばらしさに感嘆します。
何歳くらいの方がつくられたのだろう?
まるで、露草をまち望んでいたかのようです。

お菓子は、いただきもので、金蝶園製で、
丹波の黒豆が入った涼しげな寒天のお菓子。有り合わせの板の上に。
今日は父の日です。世のお父さん方はサッカーに夢中なのでは?
前半一点でリード。日本選手の皆さんかっこういいですね。
応援席では、サムライの鬘と日の丸が目立ちますね。
シンプルな日本の旗が後半もっと振られるように







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小紫の炭花と飴雲の干菓子

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今日の空の色はうっすら紫模様のベールがかかってるようで、
小花たちも心静かに、小さな炭に座り空をながめています。
所、どころに墨いろの雲の集団が漂っていますね。
小さな綿雲にくっついたり、離れたり、
ゆっくり、スローに生きなさいね。
と言っているように、
此の雑草のような花は、あきちで風に揺れ咲いていました。
名前が有るはずですが、しらべても、わかりませんので、
「紫雨の小妖精たち」とします。

お菓子も銘が「飴雲」雨雲にかけてあるのでしょうか?
鍵善さん製で、とても、美しいですね。
和菓子は食して消えてしまう抽象画のようで
それ故、よく味わって、感謝して、いただきたいと、思いますね。
お茶は少し蒸し暑いので、グリーンテイで。

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イタリアンパセリと金平糖

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梅雨の晴れ間でしょうか?今日も洗濯日和でしたが
田畑の方は、空を仰いでもどかしいのでは?と案じますね。
花の方はイタリアンパセリで、今年サラダなど、いっぱい御世話になりました。
しかも、その後まで登場いただいて、嬉しい限りですね。

御菓子は金平糖でガラスの振りだしから、喜んで飛び出しました。
以外に、コーヒーとのコンビに合います。
今日は、生の豆から煎り、香ばしい香りが届けられないのが残念です。

今日は時の記念日で、日本書記によれば天智天皇の時、漏刻と呼ばれる水時計を新しい台に
置き、鐘や鼓で人々に時刻を知らせたという記述があるそうです。

思えば、人の寿命は決まっていて、今日で24時間減った事になり
明日が訪れれば、又減ります。、心の時計に感謝したいと、思います。




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Sweet Pea と 日本のマチュピチュの天空のお茶

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松田聖子さんのヒットした「赤いスイトピー」のSweet Pea 甘い 豆ですが、
名前はじゃこうえんどうまめと厳めしい名で、豆といえども、口に入れない方がいいそうです。
お互い気をつけましょうね。
白とウスピンクの花の蝶があちらにこちらにと、飛び交うようで、はっと心に。
花ことばは門出だそうで。「シニアにも門出が有ってもいいですよ。」っと、
この拙いブログが今の私の門出になりそうで、花を愛せる限り、ゆっくり続けたいとおもいますが。
今日は、鉄製のキャンドルスタンドにからませました。

お菓子はとらやさんの、羊羹です。

今日のお茶は、友人からいただいた日本のマチュピチュの天空の揖斐茶です。
伊吹山にちかい、標高300メートルの山腹に目を奪うほどに美しい茶畑があり、日本では3%しか残ってない在来種で、もちろん、無農薬だそうです。
お茶は宇治でもそうですが、冷涼で寒暖の差が大きく朝霧が発生いやすいところが、美味しい茶葉の条件だそうです。日本のマチュピチュ想像するだけでも、美味しい香りが漂ってきます。
日本にはまだまだ、そんなとこらがある事にはほっとしますね。


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金糸梅と おとぎ草子の和菓子

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今日は、天気予報どうり、少しどんよりしていますね。刈り取りを待つ黄金色の麦の穂が
湿り気のある風に身を委ね、今にも降りそうな雨を望んでいるようです。
昨日までの夏日にお疲れ気味なのでしょう。この期の雨を麦雨と言うそうです。
日本語は美しいですね。雨にもロマンがあるのです、

今日の花は黄金色の金糸梅で、雄蕊が金糸のように輝いています。
葉は?、「京鹿野子」として園芸屋さんから求めたので・ずーと今日の今日までそう
思ってました。根が単純なので、信じ込む性格も反省しつつ、
葉の切り込みが七つが京鹿野子で、五つが、シモツケ草だそうです。しかし、一枚だけ七つのがあり、
どちらか解りませんが民主主義の多数決により、
この花はシモツケ草です。シモツケ草さんごめんなさい。
金糸梅の花が「シモツケの葉」の存在とガラスの器でより艶やかです。
人も植物も自分だけでは輝けないの事を教えてくれたようです。

和菓子は本当におとぎ草子のように可愛く、一寸法師でも出てきそうですね。
知り合いからいただいたもので、京都の吉廼家さん製です。

お茶はローズテイにしました。やや、ミスマッチでしょうか?





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光秀饅頭と二本の竹

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「ときは(土岐)は今雨(天)が滴る(治める)五月かな」今朝の未明 明智光秀は京の愛宕神社でこのうたをよみ、本能寺に向かい、信長を討ち、歴史をかえました。。前日には、信長は茶会を開いており、光秀は、連歌会に、二人とも、教養人でも有ったそうです。個性ある二人の武士の強い意志をこの竹で感じてくだされば、嬉しいです。

知恩院のそばの白川沿いを歩いていましたら、「餅寅」という昭和ちっくな和菓子屋さんでこの御饅頭に出会いました。聴けば傍に光秀の首塚があり、この和菓子屋さんが守っていらっしゃるそうです。大変古い小さな祠です。もちろん、御参りさせていただきました。光秀は伏見の竹藪で土民に刺され、家来に「知恩院で灰にし、誰にもわからないように田の中に埋めよ」と。故に、ここに埋葬されたとか。。なぜか?大河ドラマ実現のための、署名活動もあるらしいです。
謎めいた此の二人の歴史のドラマが実現したら、この御饅頭の家紋はもう一つ信長のもいるのでは?


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