ティータイム

大徳寺 孤蓬庵にて


臨済宗  小堀遠州の開基のお寺


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近江八景のお庭



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小堀遠州は近江長浜の出身、

    美しい琵琶湖の近江八景と

       遠近法デザインのお庭は

         目にもこころにも

           優しい日本画を、鑑賞してるようです

             さすがの綺麗さびの、遠州さまです。

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憧れの この景色を 

  畳の上に坐して眺められ、
   
     遠州のデザインとおしゃれ感覚に

        感動しました。

          この寄せ灯篭は

            中国、韓国、インドの石を寄せたもの。

             心憎いですね。

                障子に映る夕日と

                   その下より流れ込む

                     古の風を目の奥に想像しながら

                            
                          門を後にしました。

           ( まだ まだ並んでいらっしゃる人たち)



     


            



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辰砂(しんしゃ)の花入れに、プチロータスジョイの花

美しい透明感のある紫色の花入れ・・


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辰砂とは この鉱物が中国の辰州に多く産出したことから名ずけられました。

日本では弥生時代に産出され、古墳の内壁などに使われていました。

押印の朱肉にも使われました。

  陶芸で辰砂というのは、

     基礎釉に銅を添加し、還元焼成で朱紅色に発色するため

         このような美しい色になります。

            同系色のこのふわふわな花が

                似あいそうな気がしました。

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菊の被綿(きせわた)とまがき

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       平安時代の慣習では、

         前の夜に菊の花びらに、真綿を着せます。

             朝に露のしみ込んだ真綿で、体を清めると

                 長寿を保つといわれたそうです。

                     (今の時代には必要ないですかね?)


            

まがきに菊の茶碗


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まがき とは、竹や柴などで荒く編んだ垣根。又は

  遊郭で遊女の入り口の土間と

      店の上がり口の間の格子戸。( 大辞林)より

        垣根に絡まった白い小菊に ほっとします。

           台風も無事去ってくれました事にもほっとして。





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野菊いっぱい篭につんで


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名残りを感じるこの月

   儚いもの、消えゆくものに

     愛おしい気持ちも重なり

       台風を前にして

          煤竹の篭の野菊から

             元気をいっぱいもらいました。

    
         被害がないことを祈ります、

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杜鵑(ホトトギス)の花と俳句


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花弁の斑点がホトトギスの胸の模様に似てるからの命名。

 別名 油天草 葉に油染みのような斑点があるから。

 ホトトギスの俳句


徳川家康  鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス

 豊臣秀吉  鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス

   織田信長  鳴かぬなら 殺してしまえ  ホトトギス

ホトトギスの種類もいろいろ、 俳句もいろいろ  感じ方もいろいろ

  夕暮れの空は ホトトギスの花模様 いろでした。

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貴船菊に敬意を以って


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京都の貴船神社に咲いていたからの

  名前の由来で、別名秋明菊ともいいます。

    キク科ではなく、キンポウゲ科なのがおもしろいです。

       桔梗口唐銅の花入れにお座りいただきました。

           敬意を以って眺めていますと

              一瞬  背筋が伸び 心の隅の
             
                 何かが祓えたような気がしました

      今朝の空模様の所為でしょうか?

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花野をかけめぐりて


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今日も早朝より 清らかな風が

     花野の端からはしまで

        やや急ぎ足で  なびかせています。

             桔梗と河原ナデシコさん脇道で

                  ちょっと、一休みして

              一服ふかします。

                      


花入れは、昔の煙草盆



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現在は禁煙のため、なかなか出番がありませんが

      今日は見たて使いで、ハレしました。 嬉しいですね。

            

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虫が隠れて戸を閉ざす頃


蟄虫(すごもりの虫) 戸をとざす



暑い季節に活発だった虫たちも

   そろそろ土の中へ巣ごもりの支度を

      自然の営みは正直に進んでいきます

           
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 金水引草に待ち宵草


  花穂が進物用の紙糸に似てるので

      水引草と呼ばれています。

          今宵は月が隠れてはります。

             待ち宵草と一緒に、待ちましょう


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                織部焼の小さな急須で

                  お煎茶でも頂きながら。

                    「 今年は古田織部の400年忌です。」

     

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今年もこの香りにあやかれて 金木犀


信楽焼の器に



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今年もこの香りにあやかれました

   呼吸するたびに 細胞の隅々まで

      オレンジ色に染まりそう

         神からの香りのプレゼントに感謝して

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  コスモスの和菓子で 一服頂きます。


        

             
         

         

    

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