京都の貴船神社に咲いていたからの
名前の由来で、別名秋明菊ともいいます。
キク科ではなく、キンポウゲ科なのがおもしろいです。
桔梗口唐銅の花入れにお座りいただきました。
敬意を以って眺めていますと
一瞬 背筋が伸び 心の隅の
何かが祓えたような気がしました
今朝の空模様の所為でしょうか?
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ティータイム
花野をかけめぐりて
今日も早朝より 清らかな風が
花野の端からはしまで
やや急ぎ足で なびかせています。
桔梗と河原ナデシコさん脇道で
ちょっと、一休みして
一服ふかします。
現在は禁煙のため、なかなか出番がありませんが
今日は見たて使いで、ハレしました。 嬉しいですね。
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虫が隠れて戸を閉ざす頃
暑い季節に活発だった虫たちも
そろそろ土の中へ巣ごもりの支度を
自然の営みは正直に進んでいきます
花穂が進物用の紙糸に似てるので
水引草と呼ばれています。
今宵は月が隠れてはります。
待ち宵草と一緒に、待ちましょう
織部焼の小さな急須で
お煎茶でも頂きながら。
「 今年は古田織部の400年忌です。」
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今年もこの香りにあやかれて 金木犀
今年もこの香りにあやかれました
呼吸するたびに 細胞の隅々まで
オレンジ色に染まりそう
神からの香りのプレゼントに感謝して
コスモスの和菓子で 一服頂きます。
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栗と秋色の葉
可愛い栗と秋色の葉が
お店のウインドウにデビュー
通り過ぎる人に
山からのお便りを届けます。
花器は九州の窯元 高取焼です。
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源氏物語 藤袴
薄紫の藤袴とりんどう
30帖 藤袴
光源氏の使者として 「玉鬘」を訪れた夕霧
御簾(みす)の下からそっと、
ためらいながら手渡した藤袴の花
「同じ野の 露にやつるる 藤袴
哀れはかけよ かごとばかりよ」
花ことば「ためらい」
清楚な色彩と小粒な花~
そのオーラが漂ってきます。
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和みの薔薇にキュンとして
しばらく 眺めていると
なんとなく和み
秋色に染まった花弁より
微かにお香も漂い
集った仲間の心を
くすぐるように キュンとさせてくれる
二輪のバラさん
そのわき役に 今日の
かもじ草はぴったりです。
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彼岸明けの風
尾花と竜胆
この一週間で彼岸に渡らしていただく
六つの修行が終わりました。(六波羅蜜)
戦争や、災害 現在世界で起きている
此岸(しがん)の苦しみが
一つでも減りますよう祈り
ふっと空を仰ぐと
浄土への風が爽やかに 吹いていました。
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揺れる花ろうそく
ろうそくの炎のように
遠い先祖の魂を求め
揺らいでいる鶏頭の花
やわ肌の秋海どうの葉と花も
合掌するように
寄り添っています
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白磁に照り葉一枚
李朝(りちょう)時代の 白磁小壺
朝鮮は儒教の影響で白は清楚を意味し
とても重要視されました。
照り葉一枚でも充分な存在感があります。
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