ティータイム

秋の山からほととぎす


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秋の山道の木陰から

控えめに群れで咲いてる、

可憐なホトトギスの花

何か親友に会ったような

懐かしい花です。

花弁の斑点が鳥の杜鵑の胸の横縞に

似てるからの命名らしい


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[鳴いて血を吐くホトトギス」正岡子規

喀血した自分を重ね

ホトトギスの漢字表記を「子規」を自分の俳号とし

ホトトギスの想いも色々ですね



朝夕の気温が少し冷ややかです

暖かい布団にしてくださいね。



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宇治に咲く茶の花


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友人が届けてくれた茶の花

私にとって花を頂くのが 一番 嬉しいプレゼント

早速 屋久杉の花入れに

白い冠がうつむき加減に咲く姿に

なんと可愛らしい幼子みたい


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普段私たちが呑むお茶は「やぶきた」という

葉が七割だそうです。たった一本の木の

挿し木で増やされ遺伝子100%

まさにクローンの世界



一杯のお茶にこれ程の自然の力と

これに係る人たちの気持ちが籠っているとは

感謝して味わいたいものです


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秋の午後の野菊と籠


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少しずつ陽ざしも傾き

秋の午後の野菊の花が

憂いをおびて愛おしい

伊藤左千夫の「野菊の墓」を思い出す。

純愛小説で今の世では理解しがたいかもしれない。

主人公の民子は野菊のような人で

花言葉「無常の美」のように

儚く野菊が枯れるように死んでしまう。

今日は民子を偲びながら古い籠に生けてみました。





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赴くままに 野鶏頭


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薄桃色のノケイトウが

白い秋風を送ってくれる 風草と

心地よく部屋を優しくしてくれる

「おもむくままに」の花言葉そのものです



「吾宿に、韓藍蒔き生ほし、枯れぬれど

凝りずて またも、蒔かむとぞ 思ふ」

山部赤人

本来鶏頭は染色に使われて、韓藍と呼ばれたそうです。

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浜菊に寄せられた、両陛下の想い


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震災の町、大つち町の海岸を散歩されてた

両陛下は厳しい岩場に咲く「浜菊」の花を

愛でられ、被災地の人々へのメッセージと

されたそうです。花言葉「逆境に立ち向かう」



色々な逆境を抱える人の心の片隅に

真白い花びらより「大丈夫だよ」

励ましのようなオーラが漂った

花を生けるとは

自分を「この宇宙に生かさしてもらう」

その認識ではないかと

少し冷えた秋の早朝に、

洋種やまごぼうの力も借りて・・

心に爽やかな秋風が吹きました




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世界自然遺産 屋久杉の花入れに


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千年を超える杉を 屋久杉

若い屋久杉を「小杉」といい

世界自然遺産の花入れを

友人から頂いた。

とても細工のいい花入れで

何の野花を活けようかと

思案してましたら

今朝の散歩で出会った花

調べましたが、名が解りません

一期一会の花、まるで

山深い苔のある屋久杉に会いに

来てくれたような錯覚に



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Cosmos に魅せられて


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この季節にこすもすに出会うと

親友に会ったような

歓びを感じます

The joy’s that love and life can bring

英語の花言葉になるほどと想います。

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コスモスの朝の目覚め


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緩やかにゆれるアスパラの葉

爽やかに秋空に笑うコスモス

手桶の優しい懐に宿る

人も花も安らぎを求めて

彷徨い、行脚するのだろう



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ハート型の葉の秋海棠に


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薄ピンクの瑞々しい花ビラ

上に咲くのは雄花下に咲くのは雌花

砧の花入れにそーと

落ちたハートの葉の花言葉

「片思い」

片思いでも

寄り添う幸せを感じているのでは

(友人宅で生けさして頂きました)


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Serenade of the equinoctial sunrise



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真東に千の仏の目覚めに

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千の仏の静かなる光が

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ゆっくりとゆっくりと

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彼岸の歓びを詠いながらの

無言のセレナーデ

幾万人の病んでいる人に

どうか届きますように








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