ティータイム

法然院の金魚椿


010.jpg

s-006.jpg

法然院の静かな参道を

落ち葉を踏みしめながら

ふと、空を見上げると

まだ美しさを残す紅葉が

冬の午後の散策を

柔らかく迎えてくれました。

本堂のお参りの帰り

珍しい金魚の形をした葉の

s-015.jpg

金魚椿の薄桃色の花が一輪

s-013.jpg




「お気をつけて又来年も、お待ちしています」

と囁やいたようでした。







続きを読む

宮本武蔵の一乗寺下がり松 in kyoto


s-005.jpg

江戸時代の初め剣客宮本武蔵が

吉岡一門と決闘を行った松

(現在四代目の松)

武蔵が決闘をにむかう途中

s-004.jpg

八大神社で神頼みをすることを思い立ったが

神仏に頼る自分の弱さに気ずき止めたという

逸話がある。

何物にも頼らない武蔵の心の強さが

剣の強さなのか?

寒さに耐える松を改めてながめ

弱いから色々悩むのか?

強いから悩まないのか?

永遠に緑の松はやはり強い

葉に触れると柔らかい感触に

少し勇気をいただいた、冬の午後。



続きを読む

京都 人形寺 宝鏡寺のもみじ


s-002.jpg



宝鏡寺は、皇女が歴代となり

百々御所とよばれ境内には椿、

光格天皇ゆかりの伊勢撫子など咲いています

又人形塚があり

毎年十月十四日人形供養祭がおこなわれます。

人形には魂が込められています

数年前に、供養していただいた事があります

s-003.jpg

境内のイロハもみじの大木が

人形のように柔らかい微笑みを

行きかう人に投げかけているようで


「人形よ 魂がつくりしか

誰に愛されしか 知らねども

愛された事実こそ

汝が成仏の誠なれ」  実篤










続きを読む

恥じらいの薮椿


s-001.jpg

西洋人に人気の薮椿

恥じらいながらも

緑の葉かこまれた紅色が

あざやかに浮き出ています

山道を歩いている折

落ちた薮椿一輪の美しさに

日本人の魂を感じます

これから楽しめますね



続きを読む

もみじ時雨に



s-001.jpg

もみじ時雨が滴り

一枚一枚重なった葉に

妖艶な美しさのあまり

立ちどまり魅せられる

染まりかけの緑の葉も

白磁の壺に寄り添うように

精いっぱいの輝きをみせ

心をしっとり、落ち着かせてくれる

「もみじ時雨」







続きを読む

末枯(うらがれ)の姿に


s-002.jpg

肌をさす風を受けすすきの穂も(一番上の)

次第に紫がかり        (ちゅうかん)

やがてらせん状の姿に      (一番下)

s-001.jpg

葉の先より枯れ色を帯びはじめ

人の手では出せえないカーブに

私はいつもそれを楽しませてもらう

人も枯れ始める頃に

こんな表情が出せる人・・・

下の方でこれからのサザンカの蕾が

静かに待っています


お出かけは暖かくしてくださいね




続きを読む

[ 曙 つばきとブルーベリーのコントラスト


s-001.jpg

久しぶりのつららの花入れに

真白いあけぼの椿と

ブルーベリーのややくすんだ赤葉との

コントラストがこの季節に美しい

スズランに似た花が青い実になり

目に優しいアントシアニンも豊富で

花も実も葉も楽しめる有りがたい植物

来年も又咲いてくれますように

花言葉「感謝」そのままの気持ちで

生けさして頂きました。



続きを読む

小菊の乱舞い



s-001.jpg

自然の小菊は思いのまま枝を伸ばし

気ままに花を咲かせ踊ってる様です

紫の小菊は貴賓よい色合いで

備前の壺に乱舞いしてます。



「懐紙も小菊というそうです」

続きを読む

里に秋更くる季(とき)

      
   古い壺に、あるがままに



s-005.jpg

錦いろの落ち葉を踏みしめ

里の中に入ると

冬の陽に秋が更に濃く

過ぎていく、鳥の声も更にさらに

遠くまで調べが届く

秋は日本人の古里

日々色々な事件が起こる中

こんなに穏やかな日本の古里

改めて深く感謝したい




続きを読む