備前焼きの壺の登場で
深まりゆく秋に菊と蔦が
一段と味わいを見せてくれる
一日一日の彩りも変化して
あちこちの野山も楽しみですね
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ティータイム
11月1日 万聖節に菊を
大きな葛の葉に抱かれて
黄色の風車菊が静かに
今日は
聖人や死者の思い出や追憶のために
菊の花を手向けるらしい
ハーロウィンはその前日のイベントです。
亡き主人のために生け
三人の娘が幸せに過ごせますように
祈りを込めて
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もみじ蔦に思いを馳せて
大きな木に絡みついていた
秋色のもみじ蔦を
小菊と柱掛けに
蔦は、枕の草子にも出てきます
「あてなるもの(上品なもの)に削り氷に甘ずらを入れて
新しき金ワリ(金のおわん)に入れたる」
甘ずらは蔦の樹液を煮詰めた平安時代の甘味料で
削り氷にかけたらしい、貴重な物で、その時代から
カキ氷が存在したとは?
いつの時代も植物の恩恵をいただき
楽しい物語が生まれたのですね。
なんでもない蔦の美しい葉より
いにしえの
巻き紙を読みふけるような
幸せをかんじる秋の午後に・・・
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雲間の月に 日本人の美意識を思う
満月の美しさより
雲のかかる美しさを
茶人であった 村田 珠光が
詠った歌
「月も雲間なきは嫌にて そうろう」
昨夜はまさにそんな月だった
日本人独自の美意識が
冷えた秋の闇夜に
漂っていた
ユーロッパでもアメリカでも
どこに住んでいても
日本人なら感じるであろう
月の美しさ心ゆくまで
鑑賞させていただいた
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草の葉にも秋が 小菊の訪れと
エノコロ草の葉にも秋の訪れ
どんな小さな野花にも
平等に訪れる秋の風情
疲れ気味の私を昨日
友人が小菊を小脇に見舞ってくれた
どんな高価な品モノより
私に安らぎを与えてくれる
早速籠に入れさしていただいた
小さな秋の空間に
人の優しさのエッセンスも香り
今日は小菊の花言葉
「元気」を秋の空気と共に
一杯吸い込んだ
「ありがとうございました」
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秋風頬に 小川の散歩道
小川のせせらぎに誘われ
ふと覗きこむと
溝沿いに、可愛らしい花との出会い
溝のそばに咲いて
蕎麦の花に似てるので
溝蕎麦の野花
葉の形が牛の額に似てるので
別名、ウシノヒタイともよばれる
小さな花弁はこんなに可愛い
疲れ気味心にもそーと寄り添い
ふと見上げる秋の空にも
芒の穂のように優しい雲が流れが
何もかもが、「一期一会」よ
そう教えてくれてる様で
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夏の思い出 最後のひと花
西洋朝顔 ブラックナイト
夏の間陽ざしを遮り
緑のカーテンの役割を
「ありがとう」
最後のひと花に
トイレに飾って
尚も凛として私を慰めてくれる
人間も最後までこんな風に
生きられたらと・・・
朝晩冷えてきました
風をひかないようにしてくださいね
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「貴方を思ってやまない」青紫のトレニア
憂いをおびた今朝のような空の色
あふれんばかりに、
「貴方を思ってやまない」の花言葉のように
咲いています。
朝から元気をもらってます
スエーデンの牧師 Torenさんに因んでの
名前らしい、日本名は花瓜草
瓜のような葉を探して遊びました
イタリアの大理石の花瓶
伯父の形見のもので
優しい微笑みが浮かびます
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貴船菊 一輪に思いを
心切ない侘びの季節に
一輪の貴船菊が凛として美しい
花言葉「薄れゆく愛」
白い清楚な花ビラより
心地よい情愛の余韻が
早朝の吹く風に漂ってきます
京都の貴船に野生化したので
なんとも素敵なネーミング
秋の一日訪れてみたいものです。
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輪島塗のお盆の上の鶏頭の花
鶏頭の茎の脇から
真っ赤な覚めるような
フワフワのドレスをまとい
小さな空き瓶に入り
輪島塗の盆の上で
花言葉「色あせない恋」の話でも
しているのでしょうか?
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