ティータイム

僅か15㎝のアユ籠に

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小さな庭や細い路地の隅っこに

忘れずに咲いてくれる姫檜扇水仙

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黄昏時、自分の居場所で五月の風

いっぱい受けながらなよっている

どんな荒れ地でも与えられただけの水

黄色の花びらニコニコ顔の鶉タンポポ

ゆっくり休んで、明日から頑張ろう



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柔らかな餅つつじの花

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花のがく、茎、葉から餅のような粘液がだされ、ここに多くの昆虫が粘着される。

このことにより、花は虫に食べられることなく、守られる。

しかしながら、この昆虫をまた食べにくる、カメムシがいるとか

悲しいかな、命は誰かの犠牲のたまもの

友人が水に浸して持ってきてくださった思いと、

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夕暮れ色に似た花の出会いに感謝して

頂いた一服に

こころもほんのり乙女に戻りて・・








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銭葵が雅に・・

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皐月晴れの加茂街道に平安の絵巻物が動く

567年欽明天皇の時代、国内の病疫、風水害に見舞われ、

占いにより、加茂の神の祟り、それを沈めるために始まった、賀茂祭り

葵の葉に代わり、銭葵を、華やかさを、花の数を少し多めに

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薫風を感じる和菓子で一服

今頃は、加茂街道で、葵の上と六条御息所が車争いで必死でしょう

いつの時代も女性は怖いですね、

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風邪見舞いの花

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このところ、夏日のようで帽子を

突然の驟雨に急いで傘を広げたり

窓からはヒンヤリの風が皮膚を驚かし

脱いだり着たり、体調を崩す時期です

フレンチラベンダー、姫小判草

少し元気が出るひなげしのオレンジ色

優しい野花でほっとして

暖かいお粥でもいただきましょう

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なごりの椿・・


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艶やかな緑重なる葉より、いつも感じるオーラの色

日本人が感性が詰まった藪椿のしとやかさ

この冬も乾いた寂しい心を潤してくれ

名残りの一輪に「ありがとう」を込めて

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法然院の白砂壇も一葉が描かれ

美しいさくらの絵巻物も終え

移りゆく季節への思いに心躍ります







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明明百草頭・・

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明明 百草 頭

明明たり・・はっきりしている様、

百草・・あらゆる草花・木、森川、大河、動物一切の存在と現象

頭、、強める助辞

目の前のすべての一草一木の先に輝く仏の命

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合掌の気持ちで生けさして頂きます・・


今日も一日穏やかに・・

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大らかで静かに時が過ぎる町  松江

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皐月の大空に千鳥のようなお城

1611年に堀尾吉晴により築城

松江藩七代 松平不昧公に守られ


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不昧公の茶室「明々庵」茅葺の屋根

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雨上がりのつつじが目に優しく、放される香りに心清まり


人間国宝の菓子職人による、藤の花

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ゆったりとしたお堀の流れと季節の花

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見上げる空には薫風が雲に乗り

ゆったりとした松江にも舞い降りて



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八十八夜は芳し・・

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      茶摘み籠に  ハナミズキとつつじ
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むさし野もはてなる丘の茶摘みかな   水原秋櫻子

立春から数えて八十八夜に摘んだ茶葉は長寿の薬

ゆっくりといただきましょう

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占いの木・・ウワズミサクラ

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古事記より・・

「天の香具山の鹿の骨を天の香具山の木

このウワズミサクラで焼いて占った」

占溝桜(うわずみさくら)ともいう

風の揺れている白い穂がなぜか、

純白なつつじをうらなってる神主のよう・・

花入れ・・友人から頂いた屋久杉


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春雷の後の爽やかさ

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穏やかな春の午後は

一瞬にして雷、雨、風に支配され

すさましい音に庭の花も地に折れた

しばらくすると、雲間より神々しい陽が

つつじと八重の山吹が何事もなかったように

爽やかなストライプの花入れに・・

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