風に揺れるささやき草

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たっぷり水を吸い込んだ備前の甕(かめ)

白っぽい小花をつけた、ささやき草

別名、竹煮草、チャンパ菊

今日のような湿っぽい暑さに

緑の風の声をささやいて

くれるでしょう

一輪のユリも午後のひと時

涼を求めて

テイータイムです

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水分を充分に補給してくださいね








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須恵器に Morning Glory 


静寂な朝に、ほんのすこし、


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雨あがりをよろこんで、徐(おもむろ)に


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「Morning Glory]

輝く朝がはじまる



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花入れは古い時代の須恵器


中国、百済を起源にして、須恵器の工人が

日本にやってきて、五世紀ごろから焼かれた。

千度以上のロクロ技術の登り窯で焼かたため

青灰色のかなり硬いものになった。

平成の世の、あさがおとの出会いに

驚いて、いるでしょうか?

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八重のゆりも笹と・・



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白い肌にあかい模様のゆり

八重の花弁の華やかさ

笹の葉と合わせましたら

奥ゆかしいオーラを放ち

激しい雨音も

ゆりに吸い込まれていきます







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樹の精が語りかけるよ


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この季節になると、この掛け軸をかけます。

今朝も山々の霧がゆっくり空に溶けだし

樹木には精霊が楽しく語ってるようです

「おはよう」声をかければしばらくして

「おはよう」と山彦が元気に帰ってくる

精霊が宿った木を「木霊」(こだま)といい

全ての五感をいただいてる樹の精に

今日は一日楽しくお話しましょう

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鵲(かささぎ)の橋を渡って出会う織り姫と彦星


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朝からの豪雨にいささか

気分も滅入ってますが

笹の葉にミニの短冊をつるし

千日草を添えて七夕の雰囲気を

今宵は、織り姫と彦星は

会えるでしょうか?

大丈夫、かささぎが橋を懸けてくれるでしょう

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鵲は韓国の国鳥であり、日本では佐賀県の県鳥です。

カラス科でやはりすごい知能を持っているそうです。









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あじさいに、さよならを・・


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時には激しい雨風を受け

時には照りつく陽ざしに頭を垂れ

時には感嘆の人々の声に笑い

色々なあじさいが彩ってくれました

生けさして頂く者

鑑賞してくださる人びとの心に

虹色のスタンプを押してくれました

釣瓶にいっぱい水をはり、カラーの葉と

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最後の一輪に

「ほんまに、ありがとうね」









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細いふといに畏敬の念を


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吹き飛ばされそうな縞ふとい

もじずり草と残りのあじさいと

湿度の部屋に涼風を送りたいと

でも、すごい、フトイを

畏敬の念で眺めています

ふといは太い藺草(いぐさ)という意味で

本来は茎が太いのです。

なんと?アンデス山脈のテイテイカ湖にウロス島があり



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島から家も舟も全てこのカヤツリ草科のオニフトイから

造られているそうです。浮いているこの島の全てに神が宿っているような

気がします。まるで、童話の一ページのようです。


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山苺に恋する朝


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素朴な赤い実たち

小粒なのが可愛い

口に含めば、甘酢い

恋の味がひろがる

幼い頃のワイルドな思い出も

木イチゴの香りにひろがる

瓶のような透明な輝きが

幼い頃の誰の心にも

有りましたね~




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少しずつ夏の気配


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夏の便りを届けに

ヒマワリが一輪

小さいのが好き

優しく「少し頑張ればいい」と

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「青田」の緑も優しい風に

朝露を添えて

靡(なび)かせている





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