蛍を想像して



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追い風の様に、やってくる台風

葦の葉や千草(縞葦)も風にまかせ

カーブを描きながら たなびいている

蛍火の舞いも走馬灯のように消え

「人など弱い葦」と

「祇園守り」と白のむくげが

足元で守ってくれるでしょう



お出かけの折、滑らないように気をつけてください









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雨上がりの花 


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雨上がりの後

何とも清々しく咲く花

レインリリーまたはゼフィランサス

赤花夕化粧と、へらおおばこ

レース編みとガラスの花入れで

少しでも涼風を感じたいと

暑いさなか、体も疲れてきます

水分をどうぞ充分に




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悲しみは 続かない


暑中お見舞い申し上げます。どうぞお身体をくれぐれもご自愛ください。


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ヒペリカムの素敵な花言葉

「悲しみは 続かない」

小粒の赤い実にキュンとし

傍らの青い実にもキュンとします

道路、公園 あぜ道 到るところに

絡まり、咲いている ヤブカラシ

別名「貧乏かづら」と呼ばれ

何とも気の毒な名前ですが

今朝は赤い実のわき役です

主役より 優れたセンスを

主役より やさしいセンスをもって

背後にそっと いてくれる

そんなわき役は誰もがなれない

この実に出会うといつも

そんな勇気をもらいます















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センダンの花の木のお話し


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仏教と共に日本に伝えられたセンダンの木は

昔、獄門台に使われ、縁起の悪い樹とされていたそうです。

しかし、南方熊楠(1929)氏によると

センダンはインドでは邪気を避ける霊木とされ

処刑された者のたたりを封じる目的で

縁起が悪いわけはないそうです。

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こんな美しいベールのような花です

仏になられるように浄土への導きに

天空一面に薄紫のはなびらを

舞い散ってくれたのでしょう





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心の友 小昼顔で


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日本列島をかけめぐる台風よ

もうこれ以上災害を増やさないで

自然への畏れや敬意を

忘れてはいませんよ



小昼顔の花二輪も

雨風にうたれながらも

心の友に支えられて

葉のかげで咲いていました

小昼顔の花言葉「友達のよしみ」


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台風でもハラハラドキドキの祇園祭

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激しい台風の最中、鉾の巡行

京都人の伝統を守り抜く姿に

誇りと敬意を表します。

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粽を神に捧げ

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真白い祇園守りの花も

平安時代より続くこの日のために

美しく咲き誇ってます。









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底紅むくげと涼しげな草で


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吐く息 ,吸う息も暑い

体も心もうな垂れ

鉢植えの花や葉も うな垂れ

少しでも涼し気に生けたいと

底紅の白い槿(むくげ)と

まるで、緑の線を描いたような

シナダレスズメカヤたちが

扇風機の風が回るにつれ

さわさわと葉が、流れるように

沢の風を一杯運んでくれました。













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思い出いっぱいの山帽子


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新緑の中、女王のように

輝いていた山帽子

思い出いっぱい

ガラスに盛って

「ありがとう」

来年もお会いできる日を

心から望んでいます。

照り返しの強い今日に日に

水に泳いでお過ごしください。


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