ティータイム

野ブドウのスローダンス

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大好きな大好きな野ぶどうの実

ずーと長い間出会いがなく諦めていた

友が崖の暗い所で見つけてくれた



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小さなクリスタルのような紫の実の輝き

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秋を迎える静かな歓びに、

言葉にならないほど嬉しい出会い

枝や葉のしなやかさを歌に

野ぶどうのスローダンスが

ゆっくり、ゆっくり・・













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彼岸の風・・

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はかり知れない彼方より

そよぐ彼岸の風

優しくなびく暖かい揺れに

しばし、土手に腰を下ろし

ゆっくり耳に感じよう

寄せ集めの野花の風にも

諸々の先祖の魂が宿り

きっと心配してくれてるのでしょう。









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念仏の花  彼岸花・・

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野の花は正直に咲いてくれる

清らかな今日の彼岸に

声明が静かに聴こえそうです

歳を重ねる度に

この野花が寂しくもあり

心の隅に赤い燈明がゆらぐ

「悔いのない生きざま」

少し勇気を頂いた彼岸花

墓参りも遠い道のりだが

亡き主人に逢いに行きましょう





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玄鳥去る つばめ南に帰る頃

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春に南からやってきたつばめは

しばしの夏の間

巣をつくり子育てをし

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台風もさり雲間よりの青空めざし

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 南への旅立ちの日がきました

ともあれ、Have a nice trip



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アスパラもよく育ち、

食す前に少し遊びし・・


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昨日の敬老の日・・

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床には「喫茶長寿」南禅寺 中村文峰老師 お筆

日常美味しいお茶を飲んで

お互い長生きし、幸せに

66歳は緑寿 70古希  77喜寿 80傘寿

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若い友人が祝いに活けてくれた作品

優しく揺れる尾花と葛の花と葉を眺めながら

若い友人が心を込めて点ててくださった

美味しい緑の細かい泡の抹茶を頂き

我々友三人はこの禅語のように

穏やかな「敬老の日」に感謝しました














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草原の風いっぱい背負って・・

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背負いかごに

白い露一杯しみこんだ

爽やかな草原の風が吹いている

花や実にそーと秋の便りを添えて・・

しゃじん  ルリマツリ 大犬蓼 カラマツ草 山ブドウ等・・



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秋風に舞う葛・・

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高浜虚子の句

「葛の風 吹き返したる裏葉かな」

今の季節、葛の葉は秋風に心地よさそうに舞い

時折見せる葉の裏も白くはっとさせられる

別名 裏見草と呼ばれる所以も納得




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月の雫

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このところ夜は月の雫のみ

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透明な露にも融けそうな

けなげに咲く小指ほどの

小昼顔の原種のような?

萎み消え去る前に

せめて数人のこころ目に

届けたい野の花さん







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野に咲く朝顔に思い残して・・

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雨に濡れた草にそーっと絡まり

小さな野あさがおが「おはよう」

雨粒が落ちるほどに

消えてしまいそうな花

夏の思い出を託し

生けさして頂く歓び

少し秋色に輝くエノコロ草と共に

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「破れかけた虫籠にもまだまだ頑張って頂いて」

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