ティータイム

仄かな秋便り・・

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ジューンベリー赤い実が揺れていた時も過ぎ

瑞々しく濡れた梅雨もいつの間にか過ぎ

灼熱の太陽に戦った日々もひと段落し

たった今、ほんの数枚の秋の便りが届きました







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菊晴れの朝に 菊の被綿

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今朝は爽やかな 菊晴れの空

九と九が重なる重陽の節句の朝 

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平安時代宮中では前の晩に、邪けを祓うといわれる

菊の花に綿を被せ、菊の香りを映し

翌朝露に湿ったこの真綿で顔をぬぐい

長寿を祈るという行事があったそうです。






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こくものみのる 禾乃登るの季節

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今の季節  こくもの実る

人が生きていくのに一番感謝の食べ物

人が生きていくのに一番理想とする姿

人が生きていくのに一番、神や仏に近い存在

禾(のぎ)は稲などの穂先に生えている毛の事

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頭を垂れたエノコロ草も美しい

心の隅にこの姿を映して・・





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葛の花で秋どなり・・

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葛の葉は土手や山に蔓延り

凄い根性を感じますが

花は控えめに咲いています。

秋の七草の芒と葛で秋の隣を・・

嫁菜も添えて・・

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もらい物の野菜籠にルリマツリ・・

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優しい青さが映える

ルリマツリの小さな花一つ一つに

人の優しさが沁み込んで

いただいた野菜籠にも

人の優しさ盛り込まれ

描かれた糸芒の優しいライン

今日一日心優しく生きられますよう・・

台風の被害がどうぞひどくなりませんように・・



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松は命を繋ぐもの・・

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松は常盤木ともいわれ、一年中美しい緑を装ってくれます。

ハレの日にはいつも出番の木です、

三日月の花入れに、今日も登場していただき、

部屋の雰囲気をフォーマルにしてくれます

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陸前高田市の奇跡の一本松

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後の倒れた松で作られた煙草盆

矢張り松は命を繋ぐ木

自然を大切にすることは

自分の国を愛すること

昨夜の台風もどうか被害を少ないことを願います。



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夏の終わりの比叡山の花達・・

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薄紫の角とらの尾の花達・・

山頂の風に揺れて

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モネの愛したスイレンの池

夏の夕闇に融けるように

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ルトベキアの夏の思い出いっぱいのおしゃべり

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気高いダリアのスローダンス 

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巴里をイメージにバラも



 

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ひと夏の恋・・宵待ち草

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待てど 暮らせど 来ぬ人を

宵待ち草の やるせなさ

今宵は」月もでぬそうな

竹久夢二 作詞

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一夏のやるせない、切ない思いの情感が この楽譜に漂い、

ド ミソド ♪ ド ミソド ♪

宵待ち草二輪 、せめて、籠のなかでの逢瀬を・・

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