三寸あやめの娘たちは
背丈と花のなりが、
ほどほどでほんまに愛おしい
雅さもほどほどに感じられ
この季節に友の庭より
頂ける優しさも生けたいと
敬いの心も織り込んで
真塗りの手桶の水辺に
風の旋律にそって
雅な笙の音色が流れてきそうです。
「盃中花 さきに咲いたは あやめかな」 龍之介作
あやめの花言葉は 「 虹」だそうです。
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益子焼きの器に山帽子の花・・
柔らかい午後のひざしに
鳴子ゆりの葉と
薄ピンクの山帽子の花が
益子焼の器に安心して
楽しく語っている
益子焼は浜田庄司やバーナードリーチにより
広められぼってりとした肌合いが何とも言えない
ほのぼのとした時間を
今日も
「ありがとうございます」
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ボーンボーン、シンデレラのガラスの靴が?
階段に残されたガラスの靴に
一輪の瑞々しい野の花
紫露草・・花言葉「ひとときの幸せ」
シンデレラは素敵な王子様と
高貴な紫のドレスをまとい
日ごろの辛い思いも忘れ
美しい調べに酔いしれ
ひと時の幸せを過ごし
残された草花には露が偲ばれ
なぜか、暖かい余韻が
仄かに残されていました
ガラスの靴に・・
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青嵐の予感のイロハもみじ・・
落ち葉籠に
紅白のつつじにイロハもみじ
今朝からの風に青嵐の予感・・
山やまでは波のうねりの様に
木々がザワメキが共鳴するでしょう
「寝ころんで 何の思案か青嵐」 長谷川 櫂 作
おでかけは、気をつけてくださいね
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恋心をクスグル鯛釣り草 (Bleeding -heart)
深いふかい海の底にまで
五月の太陽の輝きがきらめき
クリスタルな濃いブルーに
仲間とはぐれた小さな鯛は
恋する人に逢いたくて
長い釣り竿につられ(山芋の蔓)
ハートは薄い桃色に
爽やかな緑の葉に
少し揺れながら微笑みを返した
「bleeding-heart さん」
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Mother's Dayに・・
娘からの贈り物に
花好きにはダブルの嬉しさ
1870年、アメリカで南北戦争の直後
ジュリア ウオード ハウが夫や子供達を戦場に送るのを拒否するために
「母の日らしき日」が発したそうで・・
又1907年娘アンナが母を偲び白いカーネーショウンを送ったそうで・・
色々な諸説の中でも、母を思う事には何処の国でも同じで
日本では今の戦争がないままの母の日が続く事を
花の籠に心からお願いしたいです。
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艶やかな色のつつじが囀り草に寄り添って
青い草はタケニクサ、(竹似草)といい
茎は竹に似て空洞になったいる
別名さえずり草、
風に揺れて音を出すとか?
なんとも、優雅な名前を
誰がつけたんだろう?
山ツツジがその囀りを
耳を傾け幸せそうに聴いている
今朝のこの幸せな無心な時間を
「ありがとう」
今日も穏やかに過ごせますように
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西洋おだまき草はイカリ草に似てる?
おだまき草は麻を紡ぐ道具に似てるので
糸繰り草とも呼ばれる
最近、西洋おだまき草というのが出回っていて
なんだか、イカリ草?と思うぐらい
花の後ろの細長い形が鷲の爪に似て
「キョ」というらしい
でも、籠に入れると爽やかな、
なんとも、優しい気持ちにしてくれます。
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♪ソラシーラソ ソラシラソラー♪ チャルメラ草と
小粒のチャルメラ草から
ラーメン屋台の哀愁漂う
♪ソラシーラソ ソラシラソラー♪がきこえる
喜んでラーメン鉢を持って走った
子供たちの姿を
走馬灯のように
思い起こさせてくれる
実の形が
チャルメラの楽器に似てる事から
なんと楽しい名前になったんだろう
この野花がとても好きになりました。
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まあ?おすまし顔の姫かんぞうの花・・
おすまし顔の姫菅草さん
黄色の可憐な笑顔で
心と顔の皺も少々ほころび
夕餉にしぼむまで
タイ釣り草の葉を添えて
ほどよい香りのお茶を
共に味わいたいのです。
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