高浜虚子の句
「葛の風 吹き返したる裏葉かな」
今の季節、葛の葉は秋風に心地よさそうに舞い
時折見せる葉の裏も白くはっとさせられる
別名 裏見草と呼ばれる所以も納得
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神秘を想う今宵の十五夜・・
今宵の十五夜に想う
少し怖い程の神秘さ
悲哀に満ちた光放ち
「大事なことを忘れてないか」
問われてるような・・
出てくださった十五夜に感謝して
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月の雫
このところ夜は月の雫のみ
透明な露にも融けそうな
けなげに咲く小指ほどの
小昼顔の原種のような?
萎み消え去る前に
せめて数人のこころ目に
届けたい野の花さん
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野に咲く朝顔に思い残して・・
雨に濡れた草にそーっと絡まり
小さな野あさがおが「おはよう」
雨粒が落ちるほどに
消えてしまいそうな花
夏の思い出を託し
生けさして頂く歓び
少し秋色に輝くエノコロ草と共に
「破れかけた虫籠にもまだまだ頑張って頂いて」
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仄かな秋便り・・
ジューンベリー赤い実が揺れていた時も過ぎ
瑞々しく濡れた梅雨もいつの間にか過ぎ
灼熱の太陽に戦った日々もひと段落し
たった今、ほんの数枚の秋の便りが届きました
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野分後のレインリリーの花束
各地に被害をもたらした
今回の野分
心痛む朝の土手に
秋の露を偲ばせ
空に向かい咲いていた
レインリリーの花束
花言葉「便りがある」「期待」
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菊晴れの朝に 菊の被綿
今朝は爽やかな 菊晴れの空
九と九が重なる重陽の節句の朝
平安時代宮中では前の晩に、邪けを祓うといわれる
菊の花に綿を被せ、菊の香りを映し
翌朝露に湿ったこの真綿で顔をぬぐい
長寿を祈るという行事があったそうです。
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こくものみのる 禾乃登るの季節
今の季節 こくもの実る
人が生きていくのに一番感謝の食べ物
人が生きていくのに一番理想とする姿
人が生きていくのに一番、神や仏に近い存在
禾(のぎ)は稲などの穂先に生えている毛の事
頭を垂れたエノコロ草も美しい
心の隅にこの姿を映して・・
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葛の花で秋どなり・・
葛の葉は土手や山に蔓延り
凄い根性を感じますが
花は控えめに咲いています。
秋の七草の芒と葛で秋の隣を・・
嫁菜も添えて・・
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もらい物の野菜籠にルリマツリ・・
優しい青さが映える
ルリマツリの小さな花一つ一つに
人の優しさが沁み込んで
いただいた野菜籠にも
人の優しさ盛り込まれ
描かれた糸芒の優しいライン
今日一日心優しく生きられますよう・・
台風の被害がどうぞひどくなりませんように・・
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