狭い庭の乱れる葉のかげに
紅い小粒のチャルメルソウが
なぜか嬉しそうに咲いていた
楚々として今日の記念日に
お陰さまで二年続けることができました。
拙い作品をいつも応援してくださって
本当にありがとうございます。
続きを読む
ティータイム
でこぼこの春の地に咲く草花
春時雨の手怖いしうちにも
オレンジのみみながけしの花弁は負けない
円を描くように揺れおどる
荒れたひどい地に今年も
姫桔梗草が薄紫のカーテン模様
薄緑のカモジ草も負けじと揺れる
すこしだけの花束で
今日一日部屋の主役になりて
弥生の余韻を放してくれる
続きを読む
行く春を惜しむ・・醍醐寺にて
京都東南にある世界文化遺産
醍醐寺は874年聖宝理源大師による創建
境内には行く春を惜しむように
里桜がまだ春に陽に見守られ
目にも美味しいそうな{末富製}
もう、つぎの
日本の心優しい自然が待っていました。
「日本人に生まれてよかった」
続きを読む
冬の香り残して・・乙女椿
薄桃色の乙女椿は冬のアイドルだった
華やかなオーラは寒い心を温かくしてくれた
最後の一輪も美しく
冬の香り残して
「さようなら」
来年の出会いを楽しみに
続きを読む
紫の香りから朝ははじまる・・ラベンダー
恵みの光の天使たち
レースのカーテンすりぬけ
ラベンダーの紫の群れに
訪れた朝・・四月の朝
花言葉「期待」
友人が今朝遠い旅に出る
ラベンダーの香りで身送りましょう。
続きを読む
春雨に濡れる白雪けし
うす暗い葉の重なり
春の雨に濡れつつ
心うつ儚いほど美しい
白の「清純な誘惑」
桔梗口の花入れの一輪に
思わず、背しずがのびる
この花も一日の命
今日も大切に生きたい
続きを読む
つつじの季節がきました
山笑う桜の季節から
華やかなつつじの季節に
山の新緑の香りたずさえ
白、ウスピンク 、赤紫の
それぞれの美しさを自慢気に
備前壺にほっこり
(一年で新しいことに出会える時期なのに)
「熊本のくまモンどうか、もう地震がおきないように
祈ってあげてください。」
続きを読む
神からのプレセントの八重桜
暁の陽が何こともなかったように
ゆっくり八重桜を照らす
めまいを誘う深い八重の色
まだまだ、旬の牡丹桜
神はなぜにこのような美しさを
与えてくださったのでしょう
桜を愛でる瞬間は
人の心は競うことのない
穏やかに、優しくなれる
春の最大の神からのプレセント
続きを読む
たんぽぽのモーニングコールで
ひらりひらり 綿毛のタンポポ坊や
春の風に乗り歌っている
ふんわりふんわり、烏のえんどうの葉に
「おはよう」目が覚めるような黄色の
たんぽぽのモニングコール
こんな朝のしあわせを
心から有りがたいと・・
(熊本の震災の人達にこんな朝が迎えられますように)
続きを読む
小花マーガレットのつぶやき
胡麻のような小花をいっぱい抱きかかえ
幼き日の思い出の草花「スイバ」
遠慮がちにまっすぐに
黄色のマーガレットと
花言葉「私を忘れないで」
この、つぶやきに
スイバの小花が紅く染まり
西の空も少しずつ紅く
春の午後は過ぎていく
続きを読む