昨夜の月は怪し気に
真っ黒な海に迷う舟のように
消えるような明かりの
白の松明草で照らしましょう
続きを読む
ティータイム
庭に咲いた笹葉ちごゆりで・・
笹葉稚児百合・・普通は白が多いですが
えんじ系の色合いが目に落ち着きます。
花言葉「恥ずかしがり屋」
狭い庭にほんまに恥ずかしそうに咲き
笹葉が梅雨に濡れる様は
稚児が(こども)叱られてうな垂れてるようです。
吉兆籠に
続きを読む
紫陽花の本を開いて・・九ページめ
山々では、白い卯の花が強い雨風にうたれながらも
懸命に生きようと揺れている。その姿を「卯の花腐し」というが?
山紫陽花と並び、花屏風に主役となりての美しい様を崇めたい。
続きを読む
葉が美しい囁き草
芥子科・・竹煮草、又は囁き草
実が結実すると風が吹く度
人が囁いているような音がするそうです。
一度、聴いてみたい気がします
葉が菊に似てるので、ベトナムでは「きく」というそうです。
ガラスの器から緑の風の囁きがきこえてきます。
続きを読む
紫陽花の本を開いて 八ページめ・・ダンスパーテイ
ダンスパーテイという名のあじさい
散歩でみかけた紫陽花
華やかなドレス身に包み
今日の天気みたいに
晴れ晴れしくステップを踏んで
ほんまにダンスしてはるみたい
続きを読む
梅雨の晴れ間に・・
早苗風が徐になびく
小さな生き物も梅雨の晴れ間を楽しみ
咲き誇った余韻のタンポポの綿毛
遠い処へ飛んで行くのでしょう
明日の雨の便りを届けに・・
続きを読む
紫陽花の本を開いて・・七ページめ
ブルーウエイブという名のあじさい
ウエーイブの調べが遠くより
ザワーザワー、
のぼる朝日が輝く度に・・
淡いブルーの粉が舞い散り
奥深いブルーにかわる
時より覗くしろい波の花(茅の穂)
一輪の紫陽の命をいただき
浮き立つ今日という日に祈りをこめて
続きを読む
紫陽花の本を開いて・・六ページめ
ポルトガル語からきた金平糖
おままごとのような花が咲き
麦茶とのテイータイム
ペットボトル入れの籠に
金平糖と言う名のあじさい
よくよく顔を近ずけまして
ほんまに、可愛らしく美味しそうです
続きを読む
紫陽花の本を開いて・・五ページめ
墨田の花火と名のあじさい
幼き日に見た遠い記憶の花火
今のように派手な豪華さはなく
真っ暗な夜空へ一瞬にして消える時
凝縮した幸せがポツンと心に残る
花のように静かな花火・・
お出かけはお水を忘れないようにね
続きを読む
紫陽花の本を開いて 四ページめ・・
ブルースカイと名のあじさい
梅雨の晴れ間・・
今朝の空の色合いの爽やかなブルー
葦の葉も一呼吸・・
ブルースカイと言う名の茶碗で
ゆっくり味わう朝のテーイタイム
(二十年前に頂いた、ベネット氏の作品)
続きを読む