月の美しい季節に・・






一服さしあげます・








水を掬えば月手にあり・・・大徹宋斗(大徳四百三十世)








水差し リチャード作








栗の美味しい季節になりました、

野分の頃に・・






野分のころの緩やかな風




すすきの穂先に優しいあきの訪れ




藤袴、桔梗、はぎの小さな花々にも露光り




きせつの便りを届けてくれる野の花に返事を・・




厳しい夏の暑さに耐えて咲き「ありがとう」・・

着せ綿の和菓子・・






今日は陽の九が重なる9月9日、重陽の節句




着せ綿の和菓子をいただいてのお稽古・・晩に菊の花びらに真綿をかぶせ、次の朝夜露のしみこんだわたで




身体を拭うと長寿が約束されるとか・・




(綿の部分は卵の白身)












古代中国では陽が重なる日にかみさまを招き災いを拭ったとか・・




コロナの収束を願いたいものです




かすかに聞える虫の音に朝顔にもそろそろお別れです、




静かに秋の訪れ・・






左端しより大毛蓼、レンゲショウマ、かく虎の尾、コスモス、矢車あざみ、




すすき(尾花)




ぎらぎらした太陽の日差しにもめげず咲いている




コスモスの葉も茶色になりながらも天に向かい




レンゲショウマも暑さに頭を垂れて・・




それでもすすきの揺れる様に秋の訪れを・・







和紙のような朝顔に・・










つくつく法師の合唱が聞える朝




まだ日が差す前に開く




和紙のような朝顔に




水がかかれば破れてしまいそう




精一杯の数時間の命、酷暑の折りにも




ほっと癒やされる・・

散歩で出会った花・・










暑い日差しにも負けず咲いている




白のききょうが日傘代わりに・・




今日も頑張りましょう・・

大徳寺白の木槿で涼を・・






一輪のすがすがしいほどの白さが部屋を清めてくれ・・








小さな篭に、ゲウラ(白蝶草)白桔梗、矢車アザミ糸ススキの葉




熱風の折にもわずかに揺れる様に心癒やされ




せめてもの動植物のワールドにはウイルスの関わりなく




水分の補給にいそしんでいきましょう、







葡萄を生ける・・






待ち望んでいた青い空・・なんとありがたく嬉しいことです




葡萄もみずみずしく太陽に向かい揺れて・・河原ナデシコと








ほのぼの咲いたばら、少しでも明るい日を求め・・

美しいお菓子に・・






銘は「水の色」梅雨の晴れ間に差しこむ光り・・




余りに美しく口に頬張るには少しためらわれる




朝に届く友人の心優しい思いも味わいながら、




溶けるような舌触り・・
















吹き抜けの竹の扱い、少しためらいながら・・












「あー、美味しい」唯々・・日頃の疲れが癒やされるらしい・・