皐月の大空に千鳥のようなお城
1611年に堀尾吉晴により築城
松江藩七代 松平不昧公に守られ
不昧公の茶室「明々庵」茅葺の屋根
雨上がりのつつじが目に優しく、放される香りに心清まり
人間国宝の菓子職人による、藤の花
ゆったりとしたお堀の流れと季節の花
見上げる空には薫風が雲に乗り
ゆったりとした松江にも舞い降りて
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八十八夜は芳し・・
茶摘み籠に ハナミズキとつつじ
むさし野もはてなる丘の茶摘みかな 水原秋櫻子
立春から数えて八十八夜に摘んだ茶葉は長寿の薬
ゆっくりといただきましょう
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占いの木・・ウワズミサクラ
古事記より・・
「天の香具山の鹿の骨を天の香具山の木
このウワズミサクラで焼いて占った」
占溝桜(うわずみさくら)ともいう
風の揺れている白い穂がなぜか、
純白なつつじをうらなってる神主のよう・・
花入れ・・友人から頂いた屋久杉
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春雷の後の爽やかさ
穏やかな春の午後は
一瞬にして雷、雨、風に支配され
すさましい音に庭の花も地に折れた
しばらくすると、雲間より神々しい陽が
つつじと八重の山吹が何事もなかったように
爽やかなストライプの花入れに・・
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無気力の水仙の花
中国の古典より・・
仙人の水辺にあるを水仙
なんとなくうつむき加減に咲く姿に
語源 narkissos 無気力
そんな日もあります。 今日は休みましょう
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若菜摘み
右回りに 椿、雪の下、甘草 ヨモギ 中央に野蒜(のびる)
それぞれに揚げたては香りもいただけて美味しいです
(椿も咲いているのは、テンプラにしてたべれます。)
田にはレンゲソウの合唱が聞こえ
指揮棒を振ってるかのような長葉草も
爽やかな春の使者です
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散歩道の小さな小さな花たち・・
薄紫の小花は 松葉ウンラン
荒れた地に今年も会えた小さな花友
折れそうな茎に松葉に似た葉が
花がギリシャ語源のリネンに似てるらしい
風に飛ばされそうな愛おしい花
小さな野花も春を知らせに・・
黄色の花は馬の足型という名をもち
今日も心に優しい栄養剤に・・
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穂先木通(ほさきあけび)を野菜籠に
山の脇道にひっそり
紫の上にお会いしたような
小粒のぶどうのごときかわいい実・・
しっとりとした深い濃い紫の花びら
庇うように揺れる新緑の葉も
尚 一層 春の訪れの歓びを
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初めての富士桜
簪(かんざし)のような、お米のような
小さな小さな薄桃の花びらの富士桜
初めて見る富士に・・日本人で良かった
頂いたテイーに心まで富士色に
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門出の花・・フリージャー
必死に頑張った人生も
踏切の遮断器の前で
少し立ち止まり、考え
何度目かの 門出に
その荷物を軽くして飛び立ってほしい
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