2014年 8月 の投稿一覧

一足はやく、里山からやってきた山栗さん・・・


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背中に、汗をかきつつ

里山から降りてきました。

未だ青二才ですが

暑さで疲れてらっしゃる身と心を

少しでも、元気にしたくて


花入れは、四国の砥部焼です。

絵柄は、今見られる田の稲穂

黄金色の風がなびく季節に少しずつ

感動が待ってます。

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まだまだ暑さ残っております。緑の素馨(そけい)とピンクのたぬきさんで・・・・



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暑さ残る中、今は甲子園の野球児たちが

一生懸命、青春の汗を流しております。

彼らの流れるような汗は、夏の季語のように美しいです。


今日の緑の枝は、素馨という名で、

遠い昔、

中国の十国の時代に素馨(そけい)という侍女が

葬られた地よりこの木が生えたらしいです。

素は白色と、馨はよい香りという意味です。

彼女の美しいすがたを想像してください。

狸の剃刀・・ピンクの花とはミスマッチなネーミングです。

どこからか、化けてきそうです。

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大雨の中、 大文字の送り火に、見送られ 無事 冥土に旅立たれた仏様たち

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今宵、仏様たちは、送り団子と

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最後の一服と、お菓子を召し上がられ



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密教の真言(陀羅尼)の御経を聴きながら、一輪の花笠むくげとともに

舟に乗り旅立たれました。又来年お待ちしております。



この50年間どんな雨でも中止されたことのない、

大文字の送り火の伝統行事。幾多の人々の数知れない努力に

心から、感謝いたします。ありがとうございました。


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お盆に供える仏への霊供膳(りょうぐぜん)におもてなしのルーツを・・・・・。


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お盆中の仏様たちは、この世の精進料理をとても喜ばれます。

白蒸し(しろおこわ)、豆腐と水菜の味噌汁、

煮物は五色で、仏の教えの五行に由来して、白は高野豆腐、黄色はかぼちゃ

緑(又は青)ささげ、黒はシイタケ、赤は人参です。

ささげの豆は3,40センチの長さで、天から霊が降りられる依りしろにされるそうです。

酢の物は、キュウリと若芽の和え物、お香の物

普段、私たちが食している一汁三菜を真心を込めて

供えさせていただく幸せが、おもてなしの原点のような気がします。

(御膳の向きは仏様が向こうにいらっしゃるので、向こうが正面です。)




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鬼灯(ほおずき)は霊の足元を照らすようにと

気配りの花ですね。




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お盆の日に、まごころを供える。 Offer up your true heart


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友人の母上が作られた・

こうべを垂れたようなキュウリの姿に

思わず、合掌したくなりました。

今も降りつつある雨の恵みと、

数々の先祖の霊に守られ

お盆の日を静かに過ごさせていただく事に

蓮の花弁と実にも

再度 合掌させていただきます。



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葉は隠れ蓑(みの)で、天狗の三種の持ち物の一つだそうです。

合羽のようなものに使われたとか、又、別名天狗うちわとも

楽しい葉ですね。突然、ぱっと、天狗が出てきそうです。





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六道珍皇寺(ろくどうちんこうじ)さんに、お精霊さん迎えの鐘をうちに


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京では「六道」さんという名で親しまれている、六道珍皇寺というお寺が、

建仁寺の近くにあります。お盆になると、先祖の霊を迎えにこの寺に

鐘をうちに行きます。お水婆に各家々のを書いていただき、槙の葉に水をつけて清め、

それを持ちながら、鐘を静かに打ちます。その音を聞き、こちらの世界に

お帰りになります。色々な果物や、精進料理をお供えをします。

しばらくに間、京の町は、様々な霊の方たちで賑やかです。


河原ナデシコ、白小昼顔、矢はず芒の葉

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野分(のわけ)去りし、仄かに聞こえし虫の声


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昨日のスサマシイ雨風はなんだったんでしょう?

根こそぎ木を倒し、、

自然の恐ろしさを見せつけ

今日は何もなかったかのように、

しっとり濡れた草の群れだけが

野分の痕跡を残している

仄かに聞こえし、虫の音に

夕涼みの幸せを感じながら

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台風の中、貧乏かずらと呼ばれても、必死に咲いています。ひまわりさんと


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ベトナムの花瓶にひまわりと、薮枯らし、

ヒマワリはロシアの国花で、京都府 向日市の花でも有ります。

夏の女王様の風格は、元気を与えてくれます。

バイオデイーゼルの研究も進められ、これから頼り甲斐のある植物です。


傍らの質素な葉は、別名、貧乏かずらと可哀そうなニックネームを持っています。

皆さんの住んでおられる周りにも、地面を追うように生え、

確かに、マイナスのイメージが漂ってきます。

でも、よくよく観察しますと、今とてもかわいい緑と黒の実をつけています。

又、先に生えている新芽の葉は、食べられるそうです。

虫の刺されの折には、生葉をすり潰し、傷口につけると効くそうですよ。

その上、生薬としては、利尿作用があり、

あなたは、厄介ものではありませんよ。

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ルリマツリと今朝ほど咲いた二りんの桔梗とで

素敵なボウシリースになりました。


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新芽のてんぷらの美味しいこと、

私たちは、自然のおかげで、生かされている身

ふっと、あなたから教えていただいた、午後でした。






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アンと花子の想像の翼を広げて、籠を手に草原に・・・・



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ごきげんよう。

アンになったつもりで、

緑の風を思いっきり、

髪の一本、いっぽんにまで、

なびかせ、ハミングし

つまずきながら、駆けました。


胸がハアーハーするのは、やはり

想像の翼を広げすぎました。

日のかおりする草の上で一休み、

ラベンダー色の籠の中のヒペリカムたちと

ゆっくりテイータイムをどうぞ



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