2016年 9月 の投稿一覧

月の雫

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このところ夜は月の雫のみ

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透明な露にも融けそうな

けなげに咲く小指ほどの

小昼顔の原種のような?

萎み消え去る前に

せめて数人のこころ目に

届けたい野の花さん







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野に咲く朝顔に思い残して・・

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雨に濡れた草にそーっと絡まり

小さな野あさがおが「おはよう」

雨粒が落ちるほどに

消えてしまいそうな花

夏の思い出を託し

生けさして頂く歓び

少し秋色に輝くエノコロ草と共に

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「破れかけた虫籠にもまだまだ頑張って頂いて」

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仄かな秋便り・・

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ジューンベリー赤い実が揺れていた時も過ぎ

瑞々しく濡れた梅雨もいつの間にか過ぎ

灼熱の太陽に戦った日々もひと段落し

たった今、ほんの数枚の秋の便りが届きました







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菊晴れの朝に 菊の被綿

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今朝は爽やかな 菊晴れの空

九と九が重なる重陽の節句の朝 

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平安時代宮中では前の晩に、邪けを祓うといわれる

菊の花に綿を被せ、菊の香りを映し

翌朝露に湿ったこの真綿で顔をぬぐい

長寿を祈るという行事があったそうです。






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こくものみのる 禾乃登るの季節

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今の季節  こくもの実る

人が生きていくのに一番感謝の食べ物

人が生きていくのに一番理想とする姿

人が生きていくのに一番、神や仏に近い存在

禾(のぎ)は稲などの穂先に生えている毛の事

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頭を垂れたエノコロ草も美しい

心の隅にこの姿を映して・・





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葛の花で秋どなり・・

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葛の葉は土手や山に蔓延り

凄い根性を感じますが

花は控えめに咲いています。

秋の七草の芒と葛で秋の隣を・・

嫁菜も添えて・・

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もらい物の野菜籠にルリマツリ・・

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優しい青さが映える

ルリマツリの小さな花一つ一つに

人の優しさが沁み込んで

いただいた野菜籠にも

人の優しさ盛り込まれ

描かれた糸芒の優しいライン

今日一日心優しく生きられますよう・・

台風の被害がどうぞひどくなりませんように・・



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