2015年 5月 の投稿一覧

白磁の壺に爽やかな小葉の隋菜(ずいな)・・



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紫露草の仲間たち

赤っぽい花と白い花が

虹色のノシャワーを浴びながら

艶やかな白磁の壺に降りてきた

小葉の隋菜が名のごとく

半日の命の紫露草に隋して

ふさふさの白い穂先に笑みを浮かべ

「今日是好日」・・

「今日がどんな日であれ、好い日と思えるように」と

っと囁いたような・・


(唐末期の雲門禅僧の言葉より)






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♪ ♪アカシヤ~の雨がやむ時・・♪ 針エンジュの花




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針エンジュはニセアカシヤともいわれ

花は藤に似てとても清楚なのですが

枝には針のような棘(とげ)があります。

昭和の時代に流行りました「アカシヤの雨がやむ時」の

アカシヤの花はこの針エンジュの事らしい

花言葉の「死に勝る愛情」ほんまに納得です。

せめて、白色のしらんの花が和らいでくれるでしょう。

愛情もほどほどがいいですね。





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無心の出会い・草橘と赤花夕化粧草



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良寛さん 「一輪二輪の花に二、三匹の蝶が戯れ」




草橘は白い小さな小さな花の結晶

赤夕化粧も小さな小さな命の結晶

二輪の花の無心の出会い

お互い何の邪心も計いもなく

お互いの美しさのみを思い

お互いの一日の命を尊び

有るがままの心で

「無心」という禅語を胸に

小さな煤竹の蛇の目傘の花入れに

今朝からの雨の滴りも

そーとそーと静かにいれて


「おでかけは足元滑らないように気をつけて」





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踏まれても、ふまれても咲くヘラオオバコに・・



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散歩の途中に出会った、

ヘラオオバコ (箆は和裁に使う道具です)

なにも咲かない硬い地面に

踏まれても、ふまれても

「Good Morning] と

行きかう人を励ましてくれる

赤紫の可愛い浅葱(あさつき)に出会い

山法師も仲間に入り

今朝からラインダンスが始まりそうです。

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雅な三寸あやめは真塗の手桶に・・


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三寸あやめの娘たちは

背丈と花のなりが、

ほどほどでほんまに愛おしい

雅さもほどほどに感じられ

この季節に友の庭より

頂ける優しさも生けたいと

敬いの心も織り込んで

真塗りの手桶の水辺に

風の旋律にそって

雅な笙の音色が流れてきそうです。


「盃中花 さきに咲いたは あやめかな」 龍之介作


あやめの花言葉は 「 虹」だそうです。




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益子焼きの器に山帽子の花・・

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柔らかい午後のひざしに

鳴子ゆりの葉と

薄ピンクの山帽子の花が

益子焼の器に安心して

楽しく語っている

益子焼は浜田庄司やバーナードリーチにより

広められぼってりとした肌合いが何とも言えない

ほのぼのとした時間を

今日も

「ありがとうございます」

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ボーンボーン、シンデレラのガラスの靴が?

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階段に残されたガラスの靴に

一輪の瑞々しい野の花

紫露草・・花言葉「ひとときの幸せ」

シンデレラは素敵な王子様と

高貴な紫のドレスをまとい

日ごろの辛い思いも忘れ

美しい調べに酔いしれ

ひと時の幸せを過ごし

残された草花には露が偲ばれ

なぜか、暖かい余韻が

仄かに残されていました

ガラスの靴に・・




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青嵐の予感のイロハもみじ・・

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落ち葉籠に

紅白のつつじにイロハもみじ

今朝からの風に青嵐の予感・・

山やまでは波のうねりの様に

木々がザワメキが共鳴するでしょう

「寝ころんで 何の思案か青嵐」 長谷川 櫂 作

おでかけは、気をつけてくださいね


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恋心をクスグル鯛釣り草 (Bleeding -heart)


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深いふかい海の底にまで

五月の太陽の輝きがきらめき

クリスタルな濃いブルーに

仲間とはぐれた小さな鯛は

恋する人に逢いたくて

長い釣り竿につられ(山芋の蔓)

ハートは薄い桃色に

爽やかな緑の葉に

少し揺れながら微笑みを返した

「bleeding-heart さん」







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Mother's Dayに・・


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娘からの贈り物に

花好きにはダブルの嬉しさ

1870年、アメリカで南北戦争の直後

ジュリア ウオード ハウが夫や子供達を戦場に送るのを拒否するために

「母の日らしき日」が発したそうで・・

又1907年娘アンナが母を偲び白いカーネーショウンを送ったそうで・・

色々な諸説の中でも、母を思う事には何処の国でも同じで

日本では今の戦争がないままの母の日が続く事を

花の籠に心からお願いしたいです。





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