麗しいつゆ空と闇夜に昼顔科の花たちのかたらいを

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

昼顔科の花その一 小昼顔
001.jpg

雲の合間からのぞく空色のような

しっとり染まった青の

たった一輪の小昼顔の妖精です。


その二 浜昼顔

009.jpg


童女のほほえみを、空に託し

やや丸い葉をシッカリつなぎあって


昼顔科 その三 夜顔(よるがお)

006.jpg


しだいに 夜がせまり

真白い妖艶な夜顔の花が

たった一夜の思いを込め

 葉音の囁きを聴きながら

ゆっくりと静かに、しずかにひらく


この夜顔は明治時代に渡来した花なので、源氏物語に登場する「夕顔」とは違います。

夕顔はウリ科で干瓢になる花です。夜顔は空が白けるときは本当に儚い姿になりますので

光源氏には合いそうな気がしますが?





「心あてに それかとぞ見る 白露の 光添えたる 夕顔の花」 紫式部

001.jpg









  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

応援よろしくお願いします。