凍てつく森の中を歩いていると
氷柱のため息の出るような
芸術作品が目の前に並ぶ
僅かに耳にする清水の音
厳しい川の流れはやがて大河となり
我々身体の奥底に命を運ぶ
自然への畏敬に感謝しながら
深い薮椿の集まりに遭遇する
ため息が出るほど美しい赤の椿
花言葉のように「我が運命君の手に有り」
何千種類のある椿の中で
惚れこんでしまった椿
薮椿二輪の運命「つらら」の花入れの手にあり