まるで小さな宝石を散りばめたような
胸の中にしまっておきたいような
赤フサスグリの実
真白いターバンを巻いたトルコ桔梗が
広い水面のガラスの湖に
「大丈夫だよ」っと手を差し出した一艘の小舟
静かな波模様を描きながら
深いふかい藍色の実が待つ村に
こぎい出た初夏の午後
イシカワミは蔓性で小さな棘がありますが
本当に藍色した実が雨にぬれ輝いています。
日本ではまだ砂糖が入ってこない時代、お菓子は木の実や野菜、果物がそれに値するものでした。
それで水菓子と表現され、今でも祝儀袋に”水菓子”と。美しい日本語ですね。
今日は、実の形の 紫蘇のゼリーとブルーベリの実の共演です。
茶葉は中国から世界に広がったものですが、広東省の呼び方であった「チャ」は
シルクロード経由韓国はcha 日本は茶チャ、 sa サ モンゴル、トルコはchay チャイ
ギリシャは tsai チャイと発音され、福建省で呼ばれていた”テ”は海路で西洋諸国にまで伝わりました。
インドはtey テイ、オランダはthee テー イギリスはtea テイー ドイツはteeでテーと発音されたそうです。
今日の茶はドイツのteeです。
何世紀の歴史や経路をへて
このような美味の飲み物になった自然の恵みに
感謝していただきます。