「みな月の夏越しの祓いする人は、千年の命のぶといふなり」
「蘇民将来、蘇民将来」と唱えて潜る、今日の日
祇園精舎の守護神である、スサノオの命は
裕福な巨旦(こたん)将来の所に一夜を頼みましたが、断られ
貧しい弟の蘇民将来からは精いっぱいのもてなしを受けました。
八年後、再び彼を訪れ、「茅の輪」をつくり、腰に下げていれば命は
助かる」と言い去りました。
その後、国中疫病がはやったが、茅の輪をつけていた蘇民将来の家族以外
みな死にました。以来、厄除けに「蘇民将来」の札を貼り、茅の輪を
吊るすようになったそうです。
この小さな宇宙の茅の輪にも
祓いの息が宿りますように
祈りたいです。
近くに神社がありましたら、是非 訪れてください。