テレビより流れる、あさの
「麦の唄」の旋律に
一日の始まりを載せ
「麦は泣き、麦は咲き
あしたへとと育ってゆく」
この詩が 心の臓にふれ
冷えた身も自然に揺れ、暖まる
この青い麦も、
カーテン越しの陽の恵みにより
少しは輝くのでしょうか?
青二才の人も、苦しみや悲しみを
味わって輝けるのだろうか?
かたわらの、黄色のチューリップや
白の柔らかい こでまりの花が
「今日も一日穏やかであれば、
かがやいているじゃない?」